Avsnitt
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DDTプロレスが4月23日、東京・上野恩賜公園野外ステージで『DDT春のこぶし祭り~まだまだ上野やるよ~』を開催。無期限で海外武者修行に旅立つ中村圭吾がラストマッチで師・青木真也に締め落とされ、強くなっての凱旋帰国を誓った。 海外武者修行を決意した中村は、この日のメインイベントでうえのゆうきとの壮行試合に臨んだ。中村のセコンドには納谷幸男、D GENERATIONSのほとんどの選手が就いた。 開始早々、場外戦となり、キックの応酬。リングに戻り、中村が飛び付きDDT、ダイビング・ヘッドバットと攻め込む。上野の号令とともに、セコンド全選手、控え室からまお、かつまたしゅんまが出てきてリングイン。各選手が一人ずつ攻撃を加えてゲキを飛ばすと、中村はミドルキックを全員に返していく。To-yがチョップ、上野がフロッグスプラッシュを繰り出すと、カウント2で返した中村はエイオキクラッチ、キック連打、リバース・フランケンシュタイナーと猛攻。受けきった上野はドロップキック連発、そしてJul.2を繰り出して奮戦した中村にトドメを刺した。 上野が「強くなった。俺との差なんて、気持ちを積み重ねてきたものだから、そんなのすぐだよ。日本から飛び出して海外でやっていこうという強い気持ちを持つレスラーになってくれるなんて。圭吾、海外に行ってもくじけずやれるか?」 と問う。中村が「やれます!」と叫ぶと、上野は「そんな勇気ある圭吾に僕からのプレゼントです」と言うと、師匠の青木がサプライズで登場し、中村との緊急決定試合に。 青木がアームロックからグラウンドで肩固めに移行して締め上げると中村は失神。続行は危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。 意識を取り戻した中村は「リング上で気持ちよく寝てても、俺頑張るから。これ以上のことはないよ。青木さん。ありがとうございました」と言って青木と座礼。最後に中村は「もうこれ以上リングで恥かかない。だから、強くなって帰ってくる。何年経つか分からないけど、その時まで応援よろしくお願いします」と絶叫してリングを降りた。 バックステージで青木は「これ以上のことはないから。海外行ってもっともまれて、いつか帰ってこれたら…。帰ってこれないかもしれない。いつか帰ってこれたら、定例として大体上に行くから」と激励。中村は「ビックリしました。最後青木さんとシングルなんて。だけど記憶がない。
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DDTプロレスが4月23日、東京・上野恩賜公園野外ステージで『DDT春のこぶし祭り~まだまだ上野やるよ~』を開催。4・12福岡で発進したまお&KANONのストレンジ・ラブ・コネクション(S.L.C.)が時間差入場タッグランブルを制して、ラッパーのKIMIHIROがMCとして加入することが決まった。 セミファイナルで行なわれた時間差入場タッグランブルには、まお&KANON、かつまたしゅんま&夢虹、樋口和貞&石田有輝、HARASHIMA&須見和馬、だんしょくディーノ&To-y、彰人&平田一喜の7チームが参加。勝者チームには「何でも願い事を一つ叶えてもらえる権利」が与えられる。 5番目にディーノ組が登場すると、To-yが異様なテンションで「ゲームを始める」として、ディーノがトップコーナーに上がって尻を出し、次々に選手が犠牲になる。その間にオーバー・ザ・トップロープで複数のチームが脱落。逆にそのほかの選手がTo-yをディーノの尻にぶち込み、場外葬で失格。まお組、勝俣組の2チームが残ると、まおの友人のKIMIHIROが登場し、ラップバトルに発展。最後はS.L.C.がラリアットとマッケンローの合体技を勝俣に決めて勝利した。 まおは「願い事と」として、ギャラアップなどを要求も天の声が却下。ならばとまおが「俺たち、いっぱいメインで締めたりあるかもしれない。締めるの下手だから、KIMIHIRO君をMCで入れてもいいですか? 彼の交通費、ギャラも払ってあげる感じで…」とお願いすると、天の声は「札幌は航空運賃高いから、5・3横浜、5・4仙台あたりからにして欲しい」と了承し、KIMIHIROの加入が決定。 バックステージでまおは「MC KIMIHIRO、俺たちはしゃべるのが苦手だから呼んだ。プロレス業界の外から拾ってきた野良のラッパーを入れて輪を広げていくぜ。絶賛オファー中1名、返事待ち。楽しみにしとけ。まずは横浜のまえせつでNωA じゅにあの歌を奪うところから!」とコメントした。 また、王者・大鷲透vs挑戦者・アントーニオ本多によるO-40選手権試合は、大鷲のラ・マヒストラルを本多が潰して丸め込んですりーかうんとを奪取。第7代王者となった本多は「O-40のベルトをとることになってしまった。大鷲透は本当に思わぬ時期から好敵手になった。あなたと戦えて勝てて幸せです。
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4月24日午後、みやこ内新宿区のHIDE’S KあいしーIK! にて、『ぱんくらす 353』(4月27日、立川ステージガーデン)に出場する外国人3選手が公開練習を行なった。 参加選手のカードは、▼第10試合 スペシャルワンマッチ ウェルター級戦 5分3Rないとう由良(リバーサルジム横浜グランドスラム/第15代ミドル級KOP))VSゴイチ・ヤマウチ(Team Yamauchi/初参戦)▼コーメイン キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ バンタム級 5分5R透暉鷹(ISHITSUNA MMA/第5代王者)VSカリベク・アルジクル ウルル(Olymp Gym Bishkek/挑戦者)▼第9試合 ウェルター級 5分3Rガブリエル・レーベン(X-Road/初参戦)VS武者 孝太郎(マスタージャパン東京) ヤマウチ、ウルル、レーベンの3選手はそれぞれのコーチとシャドー、ミット打ち、グラウンドを披露。旅の疲れを感じさせない動きを見せていた。 3選手との質疑応答は以下。【ゴイチ・ヤマウチ】――参戦が決まった時の気持ちを教えてください。ヤマウチ「パンクラスに参戦できることをとても嬉しく思っています。パンクラスに上がることは夢でもありました。パンクラスは伝統があって、すごく歴史の古い団体ですので、ずっと子どもの頃から見ていましたし、今回参戦することができて非常に嬉しいです」――今回の相手、ないとう由良選手についての情報はお持ちでしょうか。ヤマウチ「ないとう選手に関しては、そこまでたくさんの情報は分からないです。ただ、彼が7試合していて、経験があるのは知っています。試合も全部ではなくて一部を見るという感じで見てきました。アメリカで試合をしているのも知っていますし、前回のパンクラスの試合も確認しました。多分、彼のベストの状態で準備してきてくれると思うので、それに期待しています」――ヤマウチ選手はご出身が愛知県安城市と、日本にゆかりのある選手です。日本で闘うということに関しては、どのような心境でしょうか。ヤマウチ「本当にアメイジングです、嬉しいです。前回はBellator参戦の時に日本で試合をしましたけれども(※2019年12月、ダロン・クルックシャンクに1ラウンド3分11秒、リアネイキッドチョークで勝利。
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5月2日~4日に、大阪万博から1駅のインテックス大阪にて開催される大阪コミックコンベンション(以下、大阪コミコン)の初日で、長島☆自演乙☆雄一郎と成田童夢さんによるコラボトークショーが決定した。 大阪コミコンとは、6万人以上が来場する日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント。ディズニーやDCコミックスなども出展する他、有名ハリウッドスターたちが来日することでも注目を集めている。 今年は『ゴーストライダー』ジョニー・ブレイズ役や『シティ・オブ・エンジェル』セス役などのニコラス・ケイジ氏や、実写版『ONE PIECE』ナミ役のエミリー・ラッド氏&ゾロ役の新田真剣佑氏コンビ、『ワイルド・スピード』ハン役のサン・カン氏、『ターミネーター2』ジョン・コナー役のエドワード・ファーロング氏など10人の来日が発表された。 展示ブースには撮影で実際に使用された貴重なアイテムが展示される予定だが、今回もブースの一角にプロレスのリングが組まれる事が決定し、スターダムや怪獣プロレス、アメコミ×プロレスなどが参戦予定。『部屋とYシャツと私』で有名な平松愛理さんのオープニングライブから始まり、『マクロス』シリーズなどの監督を務める“大坂・関西万博テーマ事業プロデューサー“河森正治氏さんのトーク、VTuber斗和キセキさんによるステージ、アニソンDJタイムや舞踊『花魁道中』、モンスターハンターシリーズの和楽器アレンジ楽曲もおこなっている尺八&三味線ユニット『HIDE×HIDE』による生演奏など様々な催しが3日間行われる中で、初日に『長島☆自演乙☆雄一郎×成田童夢 初コラボオタトーク』が行われることとなった。 自演乙は元K-1ファイターでコスプレ入場などオタクパフォーマンスで一世を風靡。成田童夢さんは元オリンピックスノーボーダーでありヲタ芸師やアニソンDJなどオタク活動も行ってきた。 同年代でアニオタ活動で有名になりながら実は今回が初共演。アメコミのお祭りでどのようなトークが繰り広げられるのか注目だ。
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23日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2025』が開催。異色のメインイベントがプロレス界を騒がせた。 チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングルリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計18選手が参戦。4月9日の後楽園ホール大会から5月18日の大田区総合体育館大会まで全国各地で熱闘を繰り広げていく。 この日はCC公式戦が第1試合から第7試合までみっちり行われたが、意外なことにメインイベントは斉藤レイ&ライジングHAYATO&青柳亮生&田村男児&長尾一大心vs大森北斗&MUSASHI&井上凌&くまあらし&エーグル・ブランの10人タッグマッチ。 CC開催中はどうしても影が薄くなってしまうジュニア戦士たちと、この日にCC公式戦がなかった選手たちの試合がメインとなった理由は、ファン投票の結果。全日本プロレスがSNS上でファン投票でメインイベントを決める企画を実施すると、今大会でCC本戦というメインストリームから外れた10人の選手たちが猛アピール。CCのさなかでジュニアの活躍が見たいというファンの声、そして北斗らの「メインになったら女装する」というアピールが刺さったこともあってか、他の注目カードを抑えてこの試合がメインで行われることが決まった。 北斗軍らの5人はおそろいのメイド服に身を包み『どりーみんパスポート』で入場。全員で「萌え萌えキュン♡」を決めると場内から黄色い歓声が上がる。 対する赤コーナー側も亮生がナース姿で、一大心が赤ずきん姿で登場。普段通りの姿のレイがドン引きした様子で入場する中、男児は我関せずといった様子で普段通りに入場。中でもセーラー服姿で出てきたHAYATOのビジュアルは1人だけ完成度が違い、普通にかわいい女の子が出てきたことに場内がざわめく。 マイクを取った北斗が「たくさんの投票、ありがとにゃん♡」とかわいくポーズを決めると、レイが顔をしかめながらビンタを見舞い場外乱闘となる中でゴング。全員が観客席になだれ込んでの乱闘を展開していく中、ナース亮生&セーラーHAYATOが階段上からのプランチャを敢行するなど序盤から試合は白熱。 苛立つレイがMUSASHIのメイド服をひん剥くと、ブラジャーの中から胸がポロリ。
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23日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2025』が開催。チャンピオン・カーニバル公式戦で菊田円が安齊勇馬を下した。 チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングルリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計18選手が参戦。4月9日の後楽園ホール大会から5月18日の大田区総合体育館大会まで全国各地で熱闘を繰り広げていく。 菊田は180cm 95kgと体格に恵まれどらごんげーと内で屈指のパワーファイターとして活躍し、2023年5月には団体の至宝たるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠。団体史上最年少&最短キャリアでの戴冠記録を塗り替えた未来のエース候補筆頭と言える選手だ。 これまでは他団体への露出が少なかった菊田だが、今年のCCに初参戦。初戦では、CCの最年少優勝記録保持者であるあおやぎゆうまを下して勝利。この日は三冠ヘビー級王座の最年少戴冠記録保持者である安齊との対戦に。 ともに1999年生まれであり、それぞれ団体の看板を背負う若きエース格同士の対決には多くの注目が集まっていた。 ゴングが鳴ると、基礎に忠実かつ堅実なレスリングが展開される静かな立ち上がり。しかし、打撃戦となると強烈な逆水平チョップを持つ菊田が圧倒。負けじと安齊がドロップキックで顔面をぶち抜いてみせると、菊田は冷静に場外へエスケープ。 場外戦を優位に進めた安齊だったが、菊田がエプロンからのミサイルヒップから場外鉄柵への串刺しランニングヒップ。しかし、菊田もこれで腰から尻にかけて甚大なダメージを負ってしまう。 それでも菊田は余裕の笑みを作りながら「そんなもんかい?」と逆水平チョップ連打からスライディング・ヒップ。安齊もミサイルキック、スロイダー、ドロップキックと猛反撃。 無骨なヘッドバッド合戦、張り手合戦が展開されていき、安齊のジャンピングニー、菊田のヒップアタックと大技も次第に飛び出していく。 激しい競り合いの中で菊田がローリング・ラリアットを決めるも、安齊は2発目をかわしてドラゴン・スープレックス、ジャンピングニー、ジャーマン・スープレックス・ホールドと猛攻。さらに必殺のギムレットを狙うが、着地した菊田が後頭部へのヒップアタックから顔面へのヒップアタック。
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20日、岡山コンベンションセンターにて『NJKFこぶし之会主催興行24th-NJKF2025 west 2nd-』が開催。セミファイナルの日米国際戦でISKAムエタイ日本ライトクルーザー級王者の佐野克海 (NJKFこぶし之会)と現役米軍海兵隊員でMMA王者のベルトを所有するタイボン(截空道)が激突した。 佐野克海は2017年にプロデビューして以降22戦14勝6敗2引き分けの戦績。昨年2024年4月2ついたちに同会場にて王座決定戦に挑み、草・MAX(TEAM CLIMB/GRABAKA赤羽)に判定勝利しISKAムエタイ日本ライトクルーザー級に戴冠した。 対するタイボンは現役米軍海兵隊員。MMAのベルトを所有する強豪が、岡山県でムエタイファイターに挑んだ。 試合が始まるや両者ともに距離を詰め、カーフを蹴りあう。サウスポーの佐野がタイボンをコーナーに押して左ストレートをヒットさせ、そこからパンチの連打。ガードを固めるタイボンの肩に佐野の非情のヒジが打ち下ろされる。その後も佐野が左インロー、左ハイと優勢に進めていくかと思いきや、打撃を受けながらも前に出たタイボンの左が佐野の顎先をかすめる。佐野の右ストレートのタイミングに合わせたタイボンの左が佐野にヒット。佐野も負けじと圧を掛けタイボンに膝を見舞う。手数を出していたのは佐野だったがタイボンのガードが固く致命的なダメージを浴びせるまでに至らず。いつしかタイボンの攻勢に佐野が圧され始めていった。3Rには佐野がスタミナ切れか動きにキレの悪さが目立ち始め、それとは真逆にタイボンは闘志をギラギラ燃やし続け勢いが増していった。確実に当て、佐野の重い攻撃を受けきってひるまず前に出続けたタイボンが判定勝ちした。 試合後のマイクで截空道の平原伸泰代表が「彼は日々日本の南領土、南西諸島沖縄八重山諸島、日本の領土を守るために命がけで朝から晩まで兵隊として働いています」と紹介。さらに「きょうは本当ならばアメリカのサウスカロライナに帰る予定でした。おばあさんが亡くなりました。急遽この試合が終わったら20時間かけて飛行機に乗って帰国します。でも天国でおばあさんが見てくれて全力を出し切って良い試合をしてくれました」と明かすと、会場から温かい拍手が起こった。
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20日、岡山コンベンションセンターで『NJKFこぶし之会主催興行24th-NJKF2025 west 2nd-』が開催。フェザー級ランカーの坂本直樹と庄司理玖斗がメインを任された。 坂本はNJKFフェザー3位、WBCムエタイ日本フェザー級6位のテクニシャン。昨年同会場で開催されたこぶし之会主催興行の第9試合に参戦し勝利した際も坂本はマイクで「フェザー級のベルトを獲りに行く」と宣言している。 常にKO勝利を狙うアグレッシヴファイターの庄司はNJKFフェザー級6位で3連敗中。光が見えないトンネルのまっただなかで、欠場中の師匠国崇(元WKAムエタイ世界フェザー級王者)に代わってメインイベンターの重責を担うこととなった。 現在空位のNJKFフェザー級王座を狙う両者にとって、決して落とせない一戦の火ぶたが切って落とされた。 開始早々飛び込んでくる庄司をかわしつつ距離を詰めて首相撲で動きを封殺して膝を入れる坂本。果敢に攻め続ける庄司がガードを破る右ストレートを坂本にヒットさせ、ボディ、左フックとパンチの連打で追いこんでいくが、ローキックで距離をコントロールしつつパンチを打ち込みながら飛び込んできて首相撲で庄司を圧殺しながら膝。組みつきに長けた坂本による膠着状態を切り裂くように庄司がアグレッシヴに攻撃を仕掛け続ける展開が続く。庄司が坂本に右ストレート、左フックと強烈に叩き込んでいく。最終ラウンド、ローブローで庄司がうずくまりタイムストップも心は折れず。試合が再開するや猛ラッシュの庄司に観客が熱狂。坂本を追い込んで試合終了。判定3-0で庄司が勝利を収めて連敗からの脱出に成功した。 重責を跳ね返し大会を盛り上げた庄司は試合後のマイクで「坂本選手、ものすごく強かったです。ボロボロになってます。去年から約1年ぶりの勝利です。嬉しいものです。改めて実感しています」と、連敗から脱出出来た安堵を語り、不安の中支えてくれた家族に感謝を述べた後でWBCムエタイ日本統一フェザー級王者が空位であることに触れ「フェザー級ランキング4位の真琴選手が王座決定戦をしないかというようなことをおっしゃっていました。真琴選手と王座決定戦の試合をしたいです。みなさんお力添えをお願いします」と早くもフェザー級王座挑戦への意欲をアピールした。
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20日、岡山コンベンションセンターで『NJKFこぶし之会主催興行24th-NJKF2025 west 2nd-』が開催。ミネルヴァライトフライ級王者であるMARIがISKA世界戦決定に伴い王座を返上。ミネルヴァライトフライ級1位の美斬帝(テツジム)とミネルヴァライトフライ級5位の堀田優月(闘神塾)とで暫定王座決定戦が行われた。 美斬帝は戦績33戦14勝14敗5引き分けのベテランでタイトルマッチ常連ながらいまだ無冠の女帝。対する堀田は2024年プロデビュー戦から負けなし4戦3勝1引き分けと乗りに乗っているJKファイター。 1Rからガンガン前進していき美斬帝の顔面に右ストレートを炸裂させる堀田。美斬帝も堀田の左インローのタイミングでボディ、カーフをヒット。その後は互いにクリンチ。もつれてレフェリーがブレイクするシーンが増えてくる。堀田の首相撲の圧が強くロープを背負わされた美斬帝の表情がゆがむ。美斬帝もされるがままではなく堀田のボディに膝を入れ抵抗。組みついてのスタミナ消耗戦が続いたあと美斬帝がミドルを入れたタイミングで堀田が左ストレートを顔面にめりこませる。美斬帝もこぶしを振るが、当てていたのは堀田のほうか。2R後半から堀田が猛ラッシュをかけ美斬帝がコーナーに追い込まれるシーンが目立っていった。美斬帝も決死の反撃に出るが、ガードを破る堀田の左フックが顎にヒット。組みついてきた堀田のボディに膝を入れるが離れぬ堀田がグイグイ締めてきて美斬帝のボディに膝。両者まったく退かずに時間いっぱい激しく打ち合い試合終了。判定は割れスプリット。2-1で堀田が勝利した。 厳しい闘いを制し暫定王者となった堀田はマイクで兵庫県から駆けつけた大応援団に謝辞を述べたあと「アマチュアの時から何回も舞台に立たせて貰ってこぶし之会さんには感謝しかありません。タイトルマッチが決まって楽しみでもあったけど練習のときから心が折れそうなときもずっとありましたけど、頑張った甲斐があったって、めっちゃ嬉しいって思いました。チャンピオンとして世界を目指したいし、対戦したいぱんちゃん璃奈さんもいるし、これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」と、満面の笑顔で戴冠の喜びを語った。 野望を胸に世界を目指す恐るべき16歳のJK王者が爆誕した。
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昭和プロレスの〝過激な仕掛け人〟こと、しんま寿さんが、2ついたちに死去された。 享年90歳。ボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリとの「格闘技世界一決定戦」(1976年6月)を実現させるなど、アントニオ猪木さんの右腕として新日本プロレスの黄金時代を陰で支えた功労者。元新日本プロレス専務取締役兼営業本部長で、ストロングスタイルプロレスの会長を務める。2019年には、日本のフロントで唯一のWWE殿堂入りも果たしている。 昨年10月にプロレス界からの引退を表明していたが、矢口の主宰する“怪獣プロレス”のビッグマッチKAIJUMANIA 2 (2024年12月17日(火) 町田市民ホール大ホール)にてIKGP(International Kaiju-Wrestling Grand Prix)のコミッショナーに就任。これがしんまさんが上がった最後のリングとなった。プロレス界に数々の功績を残したしんまさんに、〝怪獣プロレス株式会社〟雷神矢口が追悼の言葉を捧げた。「しんま会長の突然の訃報を受け、誠に残念でなりません。 心よりお悔やみ申し上げます。昨年末12月には私の主宰する怪獣プロレスのコミッショナーに就任、大会にいらしていただき、リング上で元気にご挨拶をしていただいており、あまりに突然のことで、今は驚きと悲しみで胸がいっぱいです。しんま会長からはいつも可愛がっていただいておりました。『矢口、今のプロレス界を変えろ。世間をアッ!と言わせるようなことをしなきゃダメだよ。矢口しかいないぞ今のプロレス界でそれができるのは。IKGP?面白いことを考えるなぁ。よし!俺がコミッショナーになってやる。昭和のプロレスの面白い世界観をもう一度復活させて、世間を驚かせてくれよ!』誰も歩いていない新しい道を開拓するのは大変なことだけど、それをやるのが浪漫だ。と、しんま会長は一休和尚の道「この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となりその一足が道となる迷わず行けよ行けばわかるさ」の書を矢口に渡した。『これは実は俺が猪木さんに紹介したんだ。これを猪木さんはえらく気に入って座右の銘とした。それを矢口にプレゼントする』最後のリングとなってしまった怪獣プロレスKAIJUMANIA 2 のリング。
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『障害があってもなくても楽しめるプロレス団体』を標榜するバリアフリープロレスHERO『HERO44~鶴見大爆破~』(5月5日、神奈川・鶴見青果市場)で実施される電流爆破デスマッチにおいて、“邪道”大仁田厚が火薬量を通常の3倍にするよう提案した。 同団体は新日本プロレス黎明期に練習生として在籍しながらも、聴覚にハンデがあるため、デビューがかなわなかったヤミキさんが設立し、聾レスラーが闘う場として、2010年2月20日に新木場1stRINGではたあげげ。新日本でデビューできなかったヤミキさんは、HEROで念願のプロレスラーになる夢を果たし、健常者プロレスラーと激闘を展開した。 当初、同団体は“聴覚障害者と健常者の架け橋”になるようなプロレスイベントをコンセプトとした。だが、2016年春にヤミキさんが急逝したことを契機に、「バリアフリープロレスHERO」に呼称を改め、健常者のプロレスラーも所属。これに伴い、聴覚障害者にかぎらず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている方を始め、一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない方など、誰もが幅広く楽しめるイベント運営に転換。聴覚障害者のため、受付やリング周りに手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなどを手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置し、字幕をつけ、映像での演出に力を入れている。視覚障害者向けとして、無料でラジオを貸与し、実況・解説を流している。車イスの方へは、バリアフリーに対応した会場に限定したイベント開催を行うなど工夫を凝らしている。数あるプロレス団体のなかで、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしている点では唯一無二だろう。 そのHEROにとって、今大会は創設者のヤミキさん、大仁田の愛弟子であり、かつ同団体で多大な功績を残したワイルド・セブンさん、保坂秀樹さんの追悼大会。日程に関しては、セブンさんの命日で、かつてFMWが川崎球場(現・富士通スタジアム川崎)でビッグマッチを開催していた5月5日に決めた。メインイベントはHEROにとっては、“最初で最後の電流爆破”だ。対戦カードは大仁田、雷神矢口、リッキー・フジ、工事現場の親父vsワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO、ガッツ石島、大野“ワイルド”翔士で、セブンさんと保坂さんに縁ある選手が集結。
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プロレス業界全体の年間最大のイベントである『レッスルマニア41』のDay1がネバダ州パラダイスのアレジアント・スタジアムで61467人(札止め)の観衆を集めて開催された。 今回もABEMAで生中継されたが、今年はぺいぱーびゅーではなくABEMAプレミアム会員であれば課金はなしで視聴することができる。これを機会に世界最高のプロレスに触れてみるのはいかがだろうか。 ここまで世界ヘビー級王座、世界タッグ王座、WWE女子王座とタイトルマッチが並んだ『レッスルマニア41 Day1』のメインイベントは2010年代以降のWWEスーパースターのトップ3と言えるローマン・レインズ、セス・ロリンズ、CMパンクの3人によるトリプル・スレットマッチが飾ることとなった。 レインズとセスのふたりはもともとパンクの傭兵集団であるシールドとしてWWEに登場し、さらにセスはパンクに16歳の時に弟子入りしたという複雑な関係性のある3人だ。 セス、レインズの順でじっくりと時間をかけて入場したが、パンクの時にはリヴィング・カラーの『カルト・オブ・パーソナリティー』の生演奏という演出がなされた。そしてパンクの傍らにはそれまでレインズのワイズマンとして隣にいたポール・ヘイマンが姿を現した。 パンクにとっては長年の夢であり、キャリアの中でもやり残したうちの最大の目標であるレッスルマニアのメインイベントへの出場を、セスとレインズを差し置いて最後の入場で果たした。 いつもならヘイマンがレインズについているのだが、この日はパンクのセコンドについているためウラファラを受け取る者はおらず、レインズはやむなくコーナーの下に置くこととなる。 試合が始まるとパンクは心理戦を仕掛けたのか、すぐに場外に降りてヘイマンと肩を組んでなにやら話しかけていく。それを冷やかすセスにレインズが攻撃すると、パンクも背後から襲いかかっていく。その後は複雑な人間関係そのままの乱激戦が場外まで繰り広げられることとなる。 3人がリングに戻るとパンクはからかうかのようにレインズのスピアー前のおたけびをまねてから対角線攻撃を狙うが、これはレインズにかわされてサモアンドロップを食らってしまう。続けてのセスのスプリングボード攻撃も打ち落とすと、返す刀でパンクにスーパーマン・パンチを食らわせようとする。
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プロレス業界全体の年間最大のイベントである『レッスルマニア41』のDay1がネバダ州パラダイスのアレジアント・スタジアムで61467人(札止め)の観衆を集めて開催された。 今回もABEMAで生中継されたが、今年はぺいぱーびゅーではなくABEMAプレミアム会員であれば課金はなしで視聴することができる。これを機会に世界最高のプロレスに触れてみるのはいかがだろうか。 今年の目玉カードのひとつとしてある意味では異常な関心を集めたのが、セミファイナルに組まれたティファニー・ストラットン対シャーロット・フレアーによるWWE女子王座戦だ。今年の1月3日にキャッシュインによりWWE女子王座を戴冠したティファニーを、ロイヤルランブルの優勝者としてレッスルマニアでの対戦相手に指名したのがシャーロットだった。 2023年12月のアスカ戦でヒザに重傷を負い、13か月ぶりの復帰戦となったロイヤルランブルで史上初の2度目の優勝を果たしたシャーロットを、かつては憧れの存在と公言していたティファニーが迎え撃つことになったが、試合に至るまでの舌戦ではシャーロットのプライベートに関することまで触れ、WWEの公式サイトではその部分がカットされるほどの踏み込んだマイクで心理戦を仕掛けていった。 入場はまるでWWEの女王の座をかけた戦いという意味であるかのように王者であるティファニーが先に入場し、シャーロットが高級車から降り立ち、さらに花火の連発が彩るという演出がなされていた。リング上ではベルトを肩にかけながらも不安気な表情のティファニーに対し、余裕の表情を見せるシャーロット。 ゴングが鳴るとこれまでの舌戦や乱闘の勢いそのままにもつれ合っての場外戦が繰り広げられるなど、ふたりのいつもの華麗な動きとはまるで違った戦いぶりを見せていく。 リングに戻るとシャーロットは首4の字固めの体勢からの、ステファニー・ヴァッケルが得意とするフェース・クラッシャーやホイップを見せ、その後もドロップキックを捕まえての逆エビ固めやネックブリーカーで主導権を奪っていく。 しかしティファニーもローリング・エルボーの二連発からスパインバスター、カミカゼからのプリティエスト・ムーンサルト・エバーを狙う。 これがかわされると察すると後方回転で着地して、丸め込みをかわしてのダブルフットスタンプを成功させる。
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20日、ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)にてアクトレスガールズがACTwrestling墨田公演『ACTWRES SENGOKU SERIES『ACTWRES DAIMYOU COME ON』』を開催。KING王者の水嶋さくらに果し状がつきつけられた。 KING王座ことキング・オブ・リングエンターテイメント王座は、プリンセス天功さんのペットであるホワイトライオンのKINGくん(1歳)がコミッショナーに就任し昨年10月に創設された王座である。 この日は現王者であるさくらが新人トーナメント優勝者であるアンリとタッグを組み、前KING王者である茉莉&グレート朝子と対戦。なぜか朝子は試合前から果し状を手に持ち、執拗にさくらに読ませようとする。 試合そっちのけで果し状を渡そうとする朝子が暴走し、事あるごとにさくらの顔面に果し状を突きつけて試合を妨害していく。それは味方である茉莉の攻撃中でもとまらず、茉莉もキレて朝子をボコボコに。ならばと朝子は倒してから読ませようと地獄突きで動きをとめるが、さくらはガットショットで返しブロッサムアーチホールドですりーかうんとを奪った。 負けてもなお果し状を渡してくる朝子に根負けして受け取ったさくらだったが、実際手に取ると血だらけの状態だったため本当に嫌そうに果し状を開く。 するとそこには、「ジャパニーズフレンドの忍者ガールURANです。この挑戦状をさくらが読んでいるということは、マイフレンドグレートが敗れたということか。伊賀忍者のしきたりとして、友達の仇は必ず討つ。さくら、次週公演、私があなたのKINGベルトに挑戦させていただく。断ることも逃げることも許されない。受けてくれるまで毎晩シャワーで目をつぶった時に後ろから襲うつもりだ。それでは次週公演までドロンです。忍者ガールURAN」と書かれており、嫌々ながらもさくらはこれを承諾した。 3・26新木場公演に突如現れたばかりのURANが、次週4・27大田区産業プラザPiO公演でKING王座に挑戦することとなった。
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18日、みやこ内某所にてマリーゴールドが記者会見を実施。引退を控えた高橋奈七永がベルトとヒールターンをかけた試合に臨むことが決まった。 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビュー。“女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。 引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永であったが、マリーゴールド1周年となる2025年5月24日の代々木体育館大会での引退を表明。残り1ヶ月あまりとなった引退ロードを全力で駆け抜けている。 奈七永は、18歳のスーパールーキー・山岡聖怜にデビュー直後から目をかけて【パッション親子】としてタッグを結成。聖怜も奈七永のパッションを継承しようと貪欲な姿勢を見せており、本当の親子さながらの絆を醸成している。 パッション親子は今年1月にツインスター王座(※タッグ王座)を戴冠し、長与千種率いるマーベラスとの全面対抗戦で王座防衛を果たすなど団体の顔として強さを誇示している。 今度パッション親子に挑戦することになったのは、マリーゴールドで暴れまわるヒールユニット【ダークネス・レボリューション(DR)】の松井珠紗&CHIAKI。 2人は奈七永にパッション注入マッチを課されるなど期待をかけられていたが、自由を求めて闇堕ち。相手を小馬鹿にしながら楽しそうに試合をするファイトスタイルでファンの支持を集めている。 松井&CHIAKIは、DRの明るく楽しいマネージャー兼コミカルヒールのメガトンを連れて登場。 自由奔放に挑発を重ねるDRの面々に対し、奈七永は「現役生活、たくさん試合してきたデビュー戦の地でもある後楽園ホール。今の予定では残すところあと2回なんです。その地で防衛戦になるんですけど、今もまだCHIAKIと松井じゃちょっと物足りねーなって思ってます。なんか、闘うパッションを感じない。もっともっと強くなってほしいし、もっともっと“プロレスラー”になってほしい。そういう意味では、タイトルマッチではありますがパッション注入マッチみたいになるんじゃないのかな」と呆れながらも真摯に2人へ言葉をかける。
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16日、東京みやこ・後楽園ホールにて『Fortune Dream 10 後楽園ホール創業記念大会』が開催された。 Fortune Dream(FD)とは、小橋建太によるプロデュース大会。他では見られない珠玉のカードが並ぶ他、逆水平チョップやラリアットに自信を持つ選手たちによる壮絶な肉弾戦が見られることから年1回の開催にも関わらず毎回高い注目度を誇る。 また、FDの名物の1つは小橋が大物選手たちとのトークバトル。これまでには長州力、天龍源一郎、佐々木健介、豊田真奈美、蝶野正洋、前田日明、川田利明&田上明、井浦新(俳優)がトークバトルでと対戦。 今年は小橋建太vs天龍源一郎vsふじなみたつみという超豪華な3WAYマッチが実施。小橋が“滑舌界の両横綱”に挟まれてタジタジとなり、観衆も内容の8割が聞き取れないという異色のトークバトルは大盛況に終わった。 今大会では、10回の歴史の中で初めて女子プロレスマッチがメインイベントを飾った。 里村明衣子&Sareee vs 【チーム200kg】橋本千紘&ゆうという誰もが認める女子プロレスのトップ選手たちが集い、中でも4月29日に引退することが決まっている里村にはひときわ大きな歓声が飛んだ。 試合は基礎に忠実かつ重厚なグラウンドレスリングに始まり、せんじょでワールド王座を争ったばかりの里村と橋本がしのぎを削る。 橋本はゆうとの鉄壁のコンビネーションで畳み掛けていくが、自他ともに認める橋本のライバルであるSareeeも吶喊。ゆうも里村&Sareeeを2人まとめて小脇に抱えながらのサイドバスターを見舞うなど圧巻のパワーで観衆の度肝を抜いていく。 最後の対面は里村と橋本。バチバチの打撃戦を制した里村がデスバレーボムやサトムラ・スペシャルを決めていくものの、チーム200kgがゆうのキャノンボール、橋本のラリアット、ダブルのダイビング・ボディプレスと怒涛の連続攻撃。最後は橋本がパワーボムで叩きつけて里村からすりーかうんとを奪った。 試合を終えた里村は「最後は獲られてしまいましたが、最後の(技は)説得力ありますよね。チーム200kgの技っていうのは、もう女子プロレスの強さの象徴でもあるんで。
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14日、東京みやこ・新宿FACEにて高橋奈七永プロデュース興行『マッスルバージャパンpresents 終わりよければすべてパッション!!』が開催された。 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビュー。“女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。 元々引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永は、マリーゴールド1周年となる2025年5月24日の代々木体育館大会での引退を表明。残り約1ヶ月の引退ロードを駆け抜けている。 今大会は、奈七永がプロデュースする最後のパッション興行。 目玉となったのは、つんく♂プロデュースで生まれた全日本女子プロレス時代のアイドルユニット『キッスの世界』の一夜限りの復活。そして、奈七永と中西百重による伝説のタッグ【ナナモモ】の最後の試合。 大会オープニングでは、ナナモモの2人に加え、納見佳容、脇澤美穂も一緒にリングに上ってオリジナルメンバーで『バクバクKiss』を熱唱。 ライブ後にはプロデューサーのつんく♂氏からメッセージも届き、“卒業”していく奈七永にねぎらいの言葉を贈った。 この日、奈七永は2試合に出場。 1試合目は、高橋奈七永&中西百重vsビクトリア弓月&山岡聖怜。軽量級王座を持つ20歳の弓月、タッグ王座を持つ18歳の聖怜という女子プロレスの未来を担う2人へ、ナナモモが全女魂を継承する試合だ。 試合は弓月&聖怜の奇襲に始まり、場外にほうりだして弓月のプランチャで先制。しかし、中西が現役バリバリと見まごうレベルのキレッキレの動きを見せて逆転し、キッスの世界の4人で聖怜をキャメルクラッチで固めながら会場四方へ向けて記念撮影を設けていく。 奈七永は、タッグパートナーであり愛弟子の聖怜と初めてリングの対角で対峙。バッチバチのビンタ合戦が展開され、奈七永の一撃で聖怜の歯が取れてしまうほどの激しさを見せた。 また、戦前に軽量級選手として百重への憧れを口にしていた弓月も意地を見せ、中西が得意とするひとっ飛びでコーナーに飛び乗ってのムーンサルト・アタックやジャーマン・スープレックス・ホールドを放って躍動。
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18日、創業96年の水たき専門店・玄海本店にてPPPTOKYOが記者会見を開催。ちゃんよた&ZONES(ぞねす)のマッスルシスターズが仰天特訓を行った。 元警察官というバックボーンを持つちゃんよたは“筋肉系Youtuber”として15万人以上の登録者を誇り、昨年秋までセクシー女優としても活躍。PPPで初めてプロレスを観戦し、『私もカッコよくて強いだけじゃなくて、すごくキレイで華のある女性になりたい』と憧れプロレスラーの道へ進み、パワーリフティングの全国大会にも出場。フワちゃんのプロレスデビューで話題を集めたスターダムにも参戦すると横浜アリーナでの試合も経験し、朝倉未来主催の『BreakingDown』への出場や、マッスルゲートなどボディコンテストにも挑戦している。 RIZINファイターの渡辺華奈から必殺技『チャンカーナ』を、永田裕志から各種ナガタロックを伝授されるなど強さにも磨きをかけており、自身のプロデュース大会は超満員札止めを記録するなどプロレス界でもスター街道を突っ走っている最中だ。 そんなちゃんよたと意気投合したのは、石川修司と諏訪魔を師匠に持つプロレス団体EvolutionのZONES。2人はマッスルシスターズを結成し、霊長類最強を目指すべく日々トレーニングを続けている。 5月13日PPPTOKYO新宿FACE大会で2人はアジャコング&リアラとの闘いが決定し、この日は公開特訓を行うべく上質なタンパク質を求めて水たき専門店・玄海本店へ。 だがこの特訓にアジャコングの顔が印刷された一斗缶を持ち「なんで呼ばねーんだよ」とリアラが乱入。老舗料理店で暴れようとするリアラから一斗缶を奪ったちゃんよたは「これでタンパク質摂取してやるよ」と、ZONESが一斗缶に生卵を割って入れてちゃんよたが飲み干す“わんこ生卵”を披露する。 6個の生卵を飲み干したちゃんよたを見たリアラはドン引きしながら「銀座のホステスはそんなはしたない食べ方もしないし生卵食べません。高級なシャンパンでテンション上がるしあなた達を倒せます。せいぜい筋トレして頑張れバカ」と吐き捨てて会場を後に。
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18日、新宿にある水たき専門店・玄海本店にてPPPTOKYOが記者会見を開催。新体制発足でのスタートを発表した。 『P.P.P.TOKYO』は“令和のバブル”をテーマに、当時セクシー男優だったしみけんがアドバイザーを務める形で2019年にはたあげげされたプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富兜翔が総帥としてプロデュースし、シャンパンタワーやテキーラが飛び交いSODともコラボしたパリピ興行を開催していた。 2021年9月には筋肉系YouTuberやセクシー女優としても活躍しているちゃんよたもプロレスラーデビューし、同じく生え抜きの“胸毛ニキ”こと八須こぶし太郎とともに朝倉未来主催の1分間最強を決める大会『BreakingDown』に出場。一気に一般知名度を高め、プロレス界の内外に大きな話題を振りまいた。 元高校球児の“トランスジェンダーレスラー”エチカ・ミヤビ、三富総帥と学生プロレス時代からの仲間であるおおたにじょうじも合流し、本格的にプロレス界でも認められるべく方向性をシフトし始めている。 はたあげげから5年半が経過し、この日は数十年前に北尾光司さんが空こぶし道の会見を行ったという創業96年を迎える老舗水たき屋・玄海にて会見を開催。新会社を発足し、イベント事業・飲食事業に加えて三富総帥の家業でもある不動産事業を統合する形で、「可能性を止めないと言う意味合い」を込めて団体名やロゴからも『.(ピリオド)』を外したPPPTOKYOとして歩むこととなった。 新たに統合された不動産事業は「僕らプロレスラーは目に見えないもの、空間で感動と熱狂を作り出すというのがPPPTOKYOの根底にある。生きること住むことっていうのもそれ自体が不快になることもあれば幸せになることもあって、いい家に住んだりいい環境にいれるっていうことが僕はやっぱ感動だと思ってる。その感動を創出できるようにプロレスラーがもしかしたら内見のお手伝いをするかもしれないですし、そういった新たな形のプロレスラーのキャリア構築なんかにも結び付けられたなと思っています」と三富総帥は思いを語る。 また、新体制にともない5月13日よりクラウドファンディングを開催。
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DDTプロレスと新日本プロレスが4月17日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で合同記者会見を開き、6月9日、後楽園ホールで『DDTプロレス×新日本プロレス 一面対抗戦~スーパー・ササダンゴ・マシンvs矢野通』のワンマッチ興行を開催することを発表した。同大会は『れっする UNIVERSE』と『NJPW WORLD』による史上初の同時ぺいぱーびゅーで生配信される。 昨年、6月26日、新宿FACEでの『髙木三四郎vsスーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行』の際、ササダンゴが招待券を渡していた矢野が試合前に来場。ササダンゴは髙木との試合途中、「髙木さんよりシングルで戦いたい相手がいる」として、コスチュームに着替えた矢野が登場して、急きょ矢野との対戦に変更。試合は矢野が急所打ちから丸め込んで勝利した。あれから、1年後、二人が、再びシングルで相あみえることになった。 全面対抗戦が団体の威信をかけて全面的に抗争するものに対し、“一面対抗戦”とは団体に所属する一個人と一個人が団体の理念、歴史、スタイル、ファンへの思いなどを背負いながら、あくまでも部分的、局地的に抗争するものだという。 会見にはスーパー・ササダンゴ・マシン、矢野通のほか、DDT側からCyberFight副社長・DDT事業部代表の髙木三四郎、同取締役・ぺいぱーびゅー担当者の彰人、新日本側から菅林直樹会長、『NJPW WORLD』プロデューサー・ぺいぱーびゅー担当の下島裕司氏が登壇。 冒頭、そうそうたるメンバーでの会見に緊張気味のササダンゴは「記念すべき一面対抗戦にDDTの代表として臨めることを大変うれしく思っております。矢野選手とは1年前に初めて対戦させていただきましたが、技や力でねじ伏せられることは幾度となくありましたが、頭の回転で負けてしまったと思ったのは初めてでした。プロレス界を代表する頭脳と大きい舞台で戦えることをうれしく思っています」と珍しく殊勝に語った。 かたや、矢野は「頭脳の面でお褒めいただいたんですが、1年前、勝ちはしたんですけど、僕の行動がばれてて。なぜか僕の前の仕事まで知っていて、コスチュームを持ってることまで計算されたなかで、引っ張り出されて、試合に出てしまった。頭脳の面でも、もしかしたら負けだと思うんです。
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