Avsnitt
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2日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2025』が開催。鈴木秀樹が全日本プロレス入団を発表した 鈴木は郵便局員を経てU.W.F.スネークピットジャパンに入門。ビル・ロビンソンに師事し、ひょんなことから2008年11月にIGFでデビューを果たした。 2014年にフリーとなり、女子プロレス団体も含むあまたの団体で活躍。その技術力が評価され、2021年にはWWEに招聘されてパフォーマンスセンターのコーチ兼選手としても活躍。帰国後にはNOAHを主戦場としていたが、現在は諏訪魔との因縁を再燃させて全日本プロレスへ本格参戦中。諏訪魔との愛憎劇の末に生まれたタッグおよびユニット【バカの時代】で暴れまわっており、諏訪魔とは世界タッグ王座戴冠も果たした。 リング上のパフォーマンスもさることながら、“明るく楽しく激しいプロレス”を体現していると言える【バカの時代】の誕生は全日本に新しい風を吹き込んだ。その中心人物たる鈴木も全日本にはなくてはならない存在となっていった。 今大会は毎年恒例となっている1月2日の後楽園ホール大会。年始の大会では新入団選手のお披露目が恒例となっていたが、入場式の最中に鈴木の入場曲がかかると場内は驚きの声と歓声で満ちる。 鈴木は全日本のジャージではなくスーツ姿であったが、「全日本プロレスの、鈴木秀樹です」と一言だけ挨拶して全日本入団を表明した。 入団の理由を問われた鈴木は「まあ急にいろいろと話が出来上がっていって。ま、自然な流れですね。必要とされてるというのがすごく分かったので。で、僕も必要としているという感じですかね。タッグは1回獲りましたけど。そういうリング上の実績で言うと、三冠も1回しか挑戦出来てないですし、まだ獲ってないしもちろん。リング上ではそこが一番の目標です。あとは、大きい人たちの中でやるプロレスはやっぱり面白いなと思いました」と淡々と語る。 そして「このままやることが一番」と所属になったからと言って何かを変えることはないとしつつも、「SNSは少し気をつけます(笑)みんなに優しくしようかなと。反省してますね。明日からまた巡回をしようかなと」と名物となっているSNS上でのバトルについても言及した。
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2日、東京みやこ・後楽園ホールにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2025』が開催。【バカの時代】あおやぎゆうま&あべふみのり&佐藤ひかるが全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戴冠を果たした。 全日本プロレスTV認定6人タッグ王座は、2020年11月に誕生。団体内で唯一のPWF非認可のベルトだが、その分自由な闘いを展開することが可能。保守的だった全日本にの変化を象徴するベルトであり、ユニット同士の抗争で争われることが多い。 現在は、どこか愛嬌があって憎めないヒール軍【北斗軍】大森北斗&くまあらし&サイラスが持つ王座に、【バカの時代】あおやぎゆうま&あべふみのり&佐藤ひかるが挑戦。確かな実力を誇りながらも遊び心を忘れない両軍の対決の行方には注目が集まっていた。 試合は全日本の“明るく楽しい”部分がクローズアップされた展開となり、屈強な北斗軍を率いるリーダーの北斗が合体技を失敗して味方にパワーボムで叩きつけられてしまったり、バカの時代が暴れ狂うサイラスに怯えて逃げ回ったりとコミカルな場面が続く。 しかし、終盤には全日本らしい“激しい”プロレスも展開。バカの時代が3人で力を合わせてサイラスを打倒し、ゆうまが北斗との一騎打ちを制してざ FOOLですりーかうんと。 王座戴冠を果たしたバカの時代。ゆうまが北斗の健闘を称えて握手を求めると、北斗もこれに応えて手を握り返した上で掲げ上げて勝者を称える……かと思われたが、北斗はゆうまに急所攻撃を見舞って会場を後に。場内は明るい笑いで満たされた。 バックステージに戻ったゆうまは、股間を気にしながらも「全日本プロレスは今、新時代を求めているんじゃないぞ?新時代を求めてるんじゃないぞ?時代がバカを求め始めるからな!お前ら全日本プロレスがどうなっても知らねーからな!」と全日本のIQを下げまくっていくことを宣言。 この日は、バカの時代の宮本裕向がGAORA TV王座を防衛し、長年フリーとしてプロレス界を駆けてきたバカの時代の創始者とも言える鈴木秀樹も全日本入団を発表。バカの時代はノりにノっている状態であり、全日本プロレス全員がバカになる日も近いかも知れない。
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Saknas det avsnitt?
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ついたち、東京みやこ・日本武道館にてABEMA ぺいぱーびゅーにて生中継された『ABEMA presents NOAH “ざ NEW YEAR” 2025』が開催。WWEのオモスがNOAHのタッグ王座戴冠を果たした。 GHCタッグ王座を保持していたのは、丸藤正道&杉浦貴というNOAHの象徴的な2人。 今回挑戦することになったのは、悪のユニット【ちーむつーさうざんど X】ジャック・モリス&オモス。モリスのパートナーはXと発表されていたが、その正体がWWEのオモスであることが明かされると大きな衝撃が走った。 オモスは“ナイジェリアの大巨人”の異名を持つ221cmという規格外の体格を持つスーパースター。隣に立つ183cmのモリスが小柄に見えるそのスケール感には日本武道館が沸いた。 試合が始まると、オモスはその圧倒的パワーで圧倒。ならばと丸藤&杉浦はモリスに狙いを定めて2vs1の状況を作って上手く立ち回っていく。 しかし、モリスはオモスの肩に乗って約4mの高さから丸藤へフロッグ・スプラッシュ。オモスは杉浦を場外からエプロンへと叩きつけるチョークスラムで制圧。さらにオモスがダブル・チョークスラムで叩きつけて丸藤からすりーかうんと。NOAHの王座がWWEに流出するという事態となった。 バックステージに戻ったオモスは「ベストジャイアントだ。今生きている中で。リビングレジェンドだ。誰も俺に触れられないし、誰も俺を見れない。歴史を作ったぞ」とNOAHの歴史を動かした重みを噛み締めた。 WWEとABEMAの関係が始まってからは日本のプロレス団体にWWEスーパースターが参戦する機会も増えてきたが、スポット参戦ではなく王座戴冠まで果たしたことは異例。王座戴冠を果たしたオモスがNOAHに継続参戦する可能性は濃厚であり、NOAHの王座がWWEのリングで争われる可能性もゼロではない。 これからもWWEがNOAHを侵略していくことになるのか、NOAHがWWEを打倒して矜持を見せていくのか。今後の展開に期待したい。
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ついたち、東京みやこ・日本武道館にてABEMA ぺいぱーびゅーにて生中継された『ABEMA presents NOAH “ざ NEW YEAR” 2025』が開催。こぶし王が“想い人”KENTAとシングルマッチを行った。 この日はこぶし王の40歳の誕生日。不惑のこぶし王はこの日の武道館大会で“想い人”との対戦を熱望していた。 やる気と元気に満ちたドント・ストップな“あの人”を予想する声も多くあったが、なんとその正体は現在新日本プロレスで活躍するKENTA。KENTAはこぶし王のNOAHキャリア初期にバチバチやり合った間柄であり、こぶし王にとっての“NOAH”そのもの。 こぶし王は12月6日の新日本プロレス鹿児島大会に乗り込んでKENTAに告白。KENTAがこの対戦要求を受けたことで、こぶし王はさらに推し活を進めて対戦の日を楽しみに待っていた。 KENTAが入場後にコーナーに上ってペンを手に取ると、場内照明が暗くなりつつこぶし王の曲に切り替わる。Tシャツにサインを入れて観客席へ投げるというNOAH時代のパフォーマンスは不発に。 もうKENTAがいた時代のNOAHではないことを予感させるが、 こぶし王は10年前のように黒髪で現れ「NOAHのリングで握手しようぜ!おかえり、KENTA!」と暑苦しく握手を要求。KENTAもその手を握り返して試合が始まる。 のらりくらりとした様子のKENTAに対し、こぶし王は容赦なく張り手を連打。今のスタイルのKENTAではなく、あの頃の抜き身の刀のようなKENTAを引きずり出そうとする。 1つギアを上げたKENTAは場外戦でいたぶり、強烈なミドルキック連打で反撃開始、互いに真っ向から顔面を蹴り合って意地をぶつけていき、競り勝ったKENTAがgo 2 sleepを狙う。こぶし王はこれをアンクルホールドで切り返すが、KENTAもGAME OVERとサブミッションでやり返す。 終盤には、互いに足を止めて顔面への張り手を打ち合うバチバチの打撃戦を展開。KENTAがオーバーハンドの張り手を連打してブサイクへの膝蹴り。さらに左右のバズソーキック3連打からgo 2 sleepを叩き込んですりーかうんとを奪った。 試合後、ふらふらと起き上がったこぶし王はリングマットのNOAHロゴを撫でつつ、「NOAHにはKENTAが必要だ!」と握手を要求。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第9試合では久保優太vs.ラジャブアリ・シェイドゥラエフが行われた。 元K-1王者の久保優太は、投資家としての側面や元妻のサラさんとの関係など試合以外で目を引く部分が多い選手だが、2021年大晦日の八百長疑惑のシバター戦以外は、奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也、高橋遼伍、斎藤裕を相手に安定した勝利を見せている。 常に余裕の試合を見せてきた久保の相手はシェイドゥラエフ。武田光司やフアン・アーチュレッタから1R勝利している猛者であり、現在プロ12戦無敗のMMAファイターだ。 試合序盤はシェイドゥラエフの打撃に久保が対応していくも、テイクダウンを奪われると劣勢に。2Rもシェイドゥラエフがテイクダウンから鉄槌を落としていき、流血とボロボロになっていく久保を見てレフェリーが試合を止めた。 顔も真っ赤になり鼻骨を骨折し傷だらけで帰ってきた久保が「最後まで自分は諦めたくなくて、レフェリーの人も動かないとストップって聞いてたんで最後の最後まで自分の打撃を当てることに逆転のチャンスを見出して最後まで試合を投げないっていう。もっと速く止めろとかセコンドタオル投入しろとか言われてるみたいなんですけど、僕が腕折れても失神しても試合最後まで投げないからってことをお願いしてた。僕はこのRIZINフェザー級でチャンピオンになる目標のために頑張ってきたし、横にいるサラちゃんにカッコいいところを見せるために毎日頑張って、37歳にもなって夢追い人で最後まで試合を絶対投げないって気持ちで頑張ってきたんですけど・・・どうしたらいいかな、サラちゃん。僕はどうするべきなのかな」と意気消沈。 これにサラは困惑しながら「分かんないけど、夢を見るって大事だし、夢追い人やってたじゃん?それでみんなも夢を見てるから。今回執念みたいなやつ?をみんな感じたと思うしすごく良かったと思う。褒めてないよ?負けたから。だけど執念感じたから。感動した。したよ?とりあえず怪我治して。負けられないから♪終われないから♪そう僕は最後まで立つよ♪」と、入場時に歌っている自分の曲の歌詞から引用して生歌で励まし、久保の胸に手を当てると「身体は折れてるけど心は折れてないって言ってます」と心の声を代弁。
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ダブプロレスの谷嵜です。新年1発目のコラムが元日となりました。皆様明けましておめでとうございます。新年をリング上で迎えると言う事を続けてもう10年以上になるかと思います。プロレスラーとして生きている事を考えると結構幸せな事かと思ってますね。毎年毎年年末ぽさを感じるのが薄れて来ておりますが、関西でも恒例化している30日の神戸リングソウルでのメリケンランブル、3ついたちの大晦日プロレスがあるのでそこでやっと年の瀬気分が思い出させられます。リングソウルでのメリケンランブルは毎回超大作ドラマのような闘いとエンターテイメントが盛り込まれていて、かなり楽しい時間を過ごしてオーナー藤永さんからもひと足早い日本酒の振る舞いなんかもありました。3ついたちも毎年の如くリング上での年越しとなりました。昨年も色々な団体で色々な場所で色々な選手達と組んだり闘ったり出来ました。これも応援して頂く皆様、試合会場に来て頂ける皆様の存在と自身が心身共に健康だからこそだなと思っております。体のどこかが悪かったり故障箇所負傷箇所があると時は流れてもレスラーとしての時間はほぼ止まってしまいますからね。自分の場合は心が病むと言う事は近年では全くないですが、過去そんな時は試合会場やリング上では取り繕う事が出来ても負担がかかってそれ以外の時は止まっているかのような感覚だったのも覚えています。今年も刺激的なレスラーライフを送る事が出来ればなと思います。毎年恒例にするべく年始のダブプロレスのダブ正月も会場となるちょうど良いライブハウスがTRAD閉館後なかなか見つからず今回は開催出来ずとなりましたが、毎週金曜日のリングソウルのフラファイは明後日の3日からスタートします。関東では年末年始の興行ラッシュのレッスルキングダムウィークとして至る所でプロレスが開催され、海外からのファンも流れて来てますが関西ではまだもうひとつな印象があります。意外と時間をもて余す正月も関西のプロレスファンは是非ともリングソウルに集まって頂ければと思います。新年を迎えると色々な考えや思いをもう一度改めて考えようかなと気持ちを引き締めるきっかけにもなります。太陽が光を射してくれるフィールドにいれば、それだけで光輝く事は出来ると思います。しかしアンダーグラウンドな世界は太陽の光が届きません。そこで光輝こうとすると他力本願では輝けません。
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3ついたち、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにてRIZIN DECADEが開催。2025年5月4日に東京ドームにて朝倉未来vs平本蓮の再戦『ざ MATCH 2』の開催が発表された。 未来はストリートファイトに明け暮れる日々から前田日明がプロデュースする『ざ OUTSIDER』で格闘家デビュー。無類の強さを見せ“路上の伝説”として名を高める。 2018年にざ OUTSIDERを卒業しRIZINに参戦。初期からRIZINを支えて日本MMA界を代表する選手となり、Youtuberとしても凄まじい人気を誇る存在に。未来が2021年に創設した全国の喧嘩自慢が1分間で闘い合う『BreakingDown』はプロ格闘技を差し置いて一般層にも響く一大コンテンツとなりつつある。 平本蓮はジュニアキックやジュニアボクシング時代で注目を浴び、新生K-1で活躍。紆余曲折の末にK-1を離脱し2019年からはRIZINで闘っている。 その後、2020年大晦日の『RIZIN.26』でMMAに転向。大会を盛り上げるためのビッグマウスやトラッシュトークで存在感を増していき、過密な参戦でRIZINへ貢献。現在はRIZINのアイコンの1人となっている。 かねてより平本とSNSで煽り合うことが多かった未来は「平本蓮とはプロレスやってるだけ」と楽しんでいる素振りも見せていたが、過激になっていく平本の発言を看過できず昨年1月には「平本蓮を訴えてみたやってみよう 金は掛れます」「本気でやるよ、もう動いてる」と訴訟を宣言。 その火種も鎮火せぬまま両者は今年7月の『超RIZIN.3』で対戦。両者“負けたら引退”を宣言して試合に臨み、敗れた未来は本当に引退。 さらに平本に対して、DEEPやパンクラスなどに参戦していたTRISTAR GYM日本館代表の赤沢幸典が「海外に10年いてまわりの格闘家は当たり前のようにサプリメント感覚でドーピングをしていた。みんながやっているので罪の意識が薄れてしまい、僕もドーピングをしてしまいました」「僕自身は平本のドーピングに加担した」「音声証拠を撮り、平本と僕の共通の知人や記者に渡すことにしました」と突然の自白と暴露。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第12試合では『ライト級タイトルマッチ』ホベルト・サトシ・ソウザvs.ヴガール・ケラモフが行われた。 サトシは2021年に初代RIZINライト級王座を戴冠。矢地祐介、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボを倒し3年に渡り防衛を続けている。 今回挑戦するアゼルバイジャン戦士のケラモフは、2023年に朝倉未来を1Rで倒し第4代RIZINフェザー級王者に。初防衛戦で鈴木千裕に1RKO負けしたものの、階級を上げてサトシに挑戦をすることとなった。 試合はサトシが前蹴りで牽制し、ケラモフはローで牽制。サトシがフックもケラモフはローで動きを止めていき、サトシのローにケラモフがワンツー。 サトシはミドルから前に出ようとするが、ケラモフは前蹴りで距離を見る。サトシは走り込んでバックを取るとそのままテイクダウンを奪い、サイドポジションから腕を取ろうとするがケラモフはこれを抜けてスタンドへ。 サトシがフックもケラモフは左右のフックを連射しサトシが一度下がり、距離を見てからタックルでロープに押し込む。そのまま振り回してテイクダウンを奪ってマウントを取り、暴れたケラモフへ鉄槌を落とすがケラモフは足を取って立ち上がり、力任せに振り回すとサトシの首がロープにかかる。ケラモフは再度振り回してテイクダウンを奪い三角絞めを狙うが、避けたサトシが腕をとり三角絞め。これでケラモフがタップアウトした。 1R勝利となったサトシは「柔術見せれてよかった!ボンサイ柔術の得意技は三角だからね!」と喜び、天を仰ぐとイエス・キリストに感謝の言葉を送った。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第11試合では伊澤星花vsルシア・アプデルガリムが行われた。 2021年に浜崎朱加を倒しスーパーアトム級王者となった伊澤だが、半年後の浜崎リマッチ戦以降は防衛戦が組まれずに2年半が経過。山本美憂、浅倉カンナの介錯を務め、RENAと大晦日で戦うはずだったがRENAが怪我で欠場に。 これに伊澤は「自分のことを結構前から『伊澤に勝てるのは私だけ』とか『伊澤じゃジョシカクになれない』とか言ってるんですけど、実際に試合が決まりそうになるといつも逃げちゃうんで。逃げるくらいなら最初から名前出すなよって思います」と怒りをあらわにしていた。 対する20歳のアルゼンチンファイタールシアは、巌流島バーチャルファイトでぱんちゃん璃奈に判定勝ち。MMA戦では勝ったり負けたりの戦績だが今回緊急参戦となった。 試合は伊澤がジャブもルシアがローで牽制。伊澤がローからジャブを避けてタックルでテイクダウンを奪おうとするが、ルシアの腕がロープにかかり倒れない。足をかけて倒し直した伊澤は三角絞め。そのままコツコツ伊澤が殴り続け、ヒジも打ち込んでいく。耐えるルシアを見て腕十字に取り直し、タップアウトしないとみるや三角絞めに戻して腕も伸ばす。これでルシアがタップアウト。 圧勝した伊澤は「なんか今日元々やる予定だったRENA選手、会場にも居ないみたいな話聞いてるんですけどまあこの試合見たら多分もっと怖くなってビビってもう出てこないかなと思います。まあもう、格下の相手とやってもしょうがないんで、もっと世界の強い選手と戦わせてください。RIZINの運営の方がずっとRENA選手を推してくるんですけど、自分としては全然レベルが違うんだぞって思ってるんで。それを改めて見せたって感じです」とRENAに決別宣言。 「日本だともう正直敵がいない」という伊澤のお眼鏡にかなう相手が2025年は現れるのか?世界の強豪たちからのオファーが待たれる。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第13試合では『フライ級タイトルマッチ』堀口恭司vs.エンカジムーロ・ズールーが行われた。 昨年大晦日に堀口が奪取したフライ級王座の初防衛戦。対するズールーはTUFバンタム級&フライ級2階級同時王者となり、今年9月のRIZINデビュー戦では新井丈から1RKO勝利。RIZIN2戦目で大晦日王座戦という大抜擢となった。 試合は1R・2Rと堀口がテイクダウンを奪いグラウンドでコントロールしていくが、スタンドでズールーのアッパーがあたり堀口がふらつく場面も。だがすぐに組み付いたことでダウンは取られず、3Rもテイクダウンからコツコツ殴り続けて堀口の判定勝利となった。 マイクを持った堀口は「大晦日にしょっぱい試合してすいません。試合の中で課題ができた試合だなと思いますね。なので気分が落ち込んでます。自分はホントに世界一を目指しているので、UFCに挑戦したいと思います」と、新天地への思いを叫ぶ。 これに榊原しーいーおーは「一足飛びにUFCってないと思うんですね。だからRIZINの中で圧倒的にやっぱり、今も存在感ありますけれども、勝ちっぷりも含めてUFCのダナ・ホワイト、ハンターあたりが『榊原、海に続いて恭司欲しいよね』っていうところまで、彼は今年2025年にRIZINのフライ級で圧倒的な強さをまた見せつける必要があると思います。だから堀口恭司を中心に、フライも対外国勢も含めて良い選手いますので、グランプリということも夏ぐらいから少し現実的に考えていきたい」と同階級の新たな構想を語った。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第10試合では『バンタム級王座次期挑戦者決定戦』元谷友貴vs.秋元強真が行われた。 10年前のRIZINはたあげげ戦から出場を続けている35歳の元谷と、今年9月に朝倉未来の弟子として18歳でRIZINデビューし1RKO勝利を見せた秋元が対戦。 試合は秋元が打撃で攻めようとするも、元谷が対応しテイクダウンを奪うとグラウンドで圧倒。バックからチョークを狙い、コツコツ殴ってコントロール。秋元にほぼ何もさせず元谷の判定勝利となった。 この結果により、3月30日のあなぶきアリーナ香川大会で井上直樹の持つバンタム級王座に挑戦が決定。元谷は「試合内容的にしょっぱいなと思いました。18歳であんだけバック取られて対処して、いろんなもの背負って闘えてるのはすごいなと思いました。しっかり3月までに自分の力を高めて。こんな試合して井上選手の相手務まるのかって言われるかも知れないですけど頑張ります。ホント早めにすぐアメリカ行きたいなと思います」と、勝利よりも王座戦に向けての焦りを見せた。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第8試合ではYA-MANvs.カルシャガ・ダウトベックが行われた。 YA-MANは2021年大晦日RIZINで皇治から勝利し、芦澤竜誠、三浦孝太にも勝利。自身がプロデュースする『FIGHT CLUB』で朝倉未来から1RKO勝利し勢いに乗るが、2023年大晦日で平本蓮に完敗。その後はキャバクラ嬢のにじほさんに貢ぐ姿や、FIGHT CLUBのメインイベントで戦うはずだった木村"フィリップ"ミノルが2日前に逮捕されて億単位の損失を出すなどファイターとしての流れが変わってきていた。 カザフスタン出身のダウトベックは2018年にRIZINデビューし朝倉未来に判定負け。今年6年ぶりに参戦すると、6月に関鉄矢から、9月に木下カラテから1RKO勝利を奪っていた。 試合は3R通してダウトベックの打撃に構わずYA-MANが前に出続けて殴り合いに。お互いふらつく場面はあるもダウンは奪われず、3RはYA-MANのパンチを嫌がったダウトベックがタックルでテイクダウンを奪い続ける。YA-MANは攻め続けたものの、総合的な判断でダウトベックの判定勝利となった。 脇腹をおさえてぐったりとしてインタビュールームに現れたYA-MANは「脇腹は試合の2週間前くらいに練習で折れちゃって。それでメチャクチャ痛いです。ベストコンディションでやりたかったっすけど、多分それが無くても今回の試合の結果は変わらなかった。軟骨と肋骨がズレちゃってメチャクチャ痛くて。長南さんからは『欠場したほうがいい』って。『俺がUFCで唯一欠場したのが肋軟骨の怪我だった』って。順天堂大の原先生に診てもらっててPRP注射とか手を尽くしてくれて、すごくいい状態で2週間で仕上げてくれたので、全然出来るなと。1年に2回も怪我で欠場できないなと思って。ざ MATCHのときにも右手を前の試合で粉砕骨折して。今後の選手生命に関わらない怪我だったら怪我しても出ますからね。靭帯とかは関わるんで迷ったっすけど、骨は折れても2ヶ月で治るんで無理して出たほうがいい。怪物くんの言葉があったっすね。1回、欠場したときに『プロだろ?』みたいなこと言ってて。『確かにな』とそこで思ったんで。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第4試合では矢地祐介vs.桜庭大世が行われた。 桜庭和志の息子である大世がRIZIN初参戦。昨年9月のQUINTETで元オリンピック選手の内柴正人を相手にプロデビューし、膝十字で一本勝ちしている才能の塊だ。 桜庭陣営が指名する形で“お祭り男”矢地が相手することとなったが、矢地は「15年くらいプロやって第一線で活躍してきた自負もあるので。『その俺を名指しするとはまあまあ中々ナメてんな』と思ったのが正直な気持ちです」と怒りながら試合を受け入れた。 大世のセコンドに桜庭和志がついて試合開始。矢地がハイキック連打すると、大世もハイからフックを打ち込み、矢地がハイも大世はジャブからミドル。キャッチした矢地に大世が左フックを叩き込み、これで倒れた矢地に大世が飛び込んでマウントパンチ連打。これでレフェリーが試合を止めた。 わずか26秒で勝利した大世は「はじめまして桜庭大世です。あの、七光りでも強いんだぞっていうのを少しは見せれたかと思います。もっと練習頑張っていくので、応援お願いします。ありがとうございました」と挨拶。 バックステージでは「大人になって、パーン!って初めて人を殴れて。ふわ~って落ちていくところがスローに見えて……って感じでした!(笑)(会場は)ちっちゃかったです思ったより。アーティストの人とかってすごいじゃないですか。僕たちなんて何十人集まってやっとこれだけの人数ですけど、ロックスターとか歌うスターの人たちは1組とかで何万人も集めるっていうのを考えたらまだちっちゃいかなって思いました(父からは)秒殺はあまり良くないって言われてたんですけど、『盛り上がってたからしょうがないから80点』みたいな感じで言われました(苦笑)(入場曲とマスクは)おじさんファンって言ったらアレですけど、いい具合に喜んでくれればってところと、桜庭大世を出さなきゃいけないところはあると思うので考えてます。お父さんのファンを僕のファンにしたいので。おじさんたちが喜ぶことであればなんでもします(笑)」と語っていたが、突然『週刊格闘ソルト』のオガワと名乗る記者が“ブラックパンサー”ベイノアについて聞き始め対戦を勧めていく。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第1試合では大雅vs梅野源治の両者MMAデビュー戦が行われた。 “魔裟斗二世”HIROYAの弟である大雅は16歳でキックボクサーとしてプロデビューし、KrushやK-1のトーナメントで優勝。K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者やRISEスーパー・フェザー級王者に輝き、2018年からRIZINに参戦を続けたがMMAではなく常にキックルールだった。 梅野はムエタイファイターとして18歳から活動し、日本人史上6人目のラジャダムナンスタジアム認定王者へ。しかしKNOCK OUT参戦時にメインイベンターであるにも関わらず判定勝利を繰り返すと「KO=正義じゃない」と団体を根底から覆す発言をし、2021年からRIZINへ参戦すると皇治戦の判定負けに「ヤバイだろ」と発言したことで“YAVAYおじさん”として一躍有名になった。 2021年RISEでは大雅が梅野に判定勝利を上げているが、試合は一進一退の打撃戦に。1R後半で大雅がタックルを仕掛けるが梅野は綺麗にこれを切っていきがギロチンチョークで捕らえる場面も見せる。2Rでは梅野がグラウンドで制していき、最後は頭頂部にヒザも連打。判定3-0で梅野がMMAデビュー戦を勝利した。 バックステージで梅野は「僕がMMAに挑戦していくのはムエタイの認知度を少しでも上げたい。僕がムエタイの試合をいくらしたところで、どんな強敵とやったところで、今のムエタイの認知度って上がらないと思う。僕がムエタイの技術を使って活躍することで、少しでも自分のやってきた競技に還元できるんじゃないか。僕世界チャンピオンだったときに6000円とかで試合してましたからね?中々恵まれた環境にないファイターたちに少しでもチャンス、光を与えられるような土台を僕らが作っていけるような位置に来たと思うんで。キックボクシング、ムエタイ、MMA、ボクシング、空手とか、いろんな競技がありますけど、みんなが協力してムラ社会じゃなくて格闘技っていう大国に出来たらいいんじゃないかなと思ってます」と夢を語る。 そして今回YAVAY部分がなかったが「今回一番良かったのは、ホントに佐藤大輔ありがとう。お前出てこなかったからだぞ。それは感謝を伝えたいです」と笑顔。
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3ついたち、さいたまスーパーアリーナでRIZIN DECADE『Yogibo presents RIZIN.49』が開催。第2試合では貴賢神vs.エドポロキングが行われた。 ブレイキングダウンの【2m越えハーフモンスター】エドポロキングは、【自称・歌舞伎町の最恐ホスト】舞杞維沙耶や【北九州最強の男】松井健に勝利し存在感をしめすと、侍マークハントを倒し初代Rumbleヘビー級王者へ。プロ転向をSNSで宣言していたが、203cm125kgまで増量しRIZIN大晦日へ参戦することとなった。 対する貴賢神はスダリオ剛の双子の弟であり、2021年に不祥事を起こし相撲界から引退。2022年にRIZINに参戦するとその後は連敗が続いたが、今年3月にコーディー・ジェラベックからKO勝利し覚醒。RIZINヘビー級の壁としてエドポロを迎え撃つ。 試合はエドポロが左ハイからミドルで牽制し、貴賢神もミドルで返す。エドポロはジャブとローで距離を見て、貴賢神はカーフキックを狙うがエドポロは左ハイから組み付いて膝を連打。だがバランスを崩したエドポロに貴賢神が組み付いて投げようとするも、エドポロは顔面をコツコツ殴っていきボディに膝連打。貴賢神は離れそうになるが再度組み付いてロープに押し込み、展開なくブレイク。貴賢神がワンツーも、エドポロが顔面に膝。ふらついた貴賢神にラッシュを仕掛け、これでレフェリーが試合を止めた。 デビュー戦から1RKO勝利となったエドポロは「言葉にならないです。人生で1番気持ちいいです。ここで満足せず地に足つけて頑張ります。押忍。(世界で戦いたい?)今後はコツコツと、世界で闘えると思ったら世界に行くし。まだ時期尚早ですね。高望みせず頑張ります。(まだ23歳だが)3年、4年でUFC行きたいです。そこが目標です」と殊勝なコメント。 その後の試合で勝利した上田幹雄もエドポロに興味を持っており、大型新人のRIZINデビューとなった。
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29日、東京みやこ・両国国技館にて『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』が開催。上谷さやが狂乱ファイトで中野たむを撃破。赤いベルト初戴冠を果たした。 上谷とたむの出会いは、たむが2018年にスターダムの姉妹団体としてはたあげげした『スターダム★アイドルズ』で上谷がアイドルズの1人としてプロレスデビューしたことに遡る。 上谷が練習生からやり直してスターダムからデビューした後には、上谷とたむは節目節目でシングルマッチを実施。2021年12月には白いベルトをかけての闘いで上谷がたむを破って師匠超えを果たし、その後は良きライバルとしてしのぎを削ってきた。 2人は昨年7月にシングルリーグ戦『5★STAR GP 2023』開幕戦でも対戦したが、その際に上谷が照明用鉄柱によじ登って高高度からのダイブを敢行。これで上谷が左ヒジを脱臼して長期離脱。優勝候補筆頭として期待されていた中で開幕戦からリーグに大穴を空ける形となった上谷はメインストリームから外れてしまう。 約4ヶ月後に元気に復帰した上谷であったが、このときの心の傷は大きく残っていた様子。その後に自身のユニット【Queens Quest】の事実上の崩壊、ファンからの誹謗中傷問題などもあり、さらに心の傷を広げた上谷は闇堕ち。刀羅ナツコ率いる悪の軍団【H.A.T.E.】に加入し、秘め続けてきた狂気を存分に振りまいている。 11月のタッグリーグでたむと相まみえた上谷は、1年前の5★STAR GPの件を持ち出して「あの日からお前にプロレス人生狂わされたんだよッ!あれからお前に大切なものを奪われた。じゃあ今度はお返しに、私がお前の大切なものを全部奪ってやるよ」と憎悪の炎を燃やしてたむの赤いベルトへ挑戦表明。 たむも「たむが狂わせたって言うなら責任取るよ。責任取ってアンタを正しい道に引き戻す!」と12月29日の両国国技館大会での赤いベルト戦を宣言。1ヶ月以上に渡ってバチバチの前哨戦を展開してきた。 試合は、序盤から上谷がイス攻撃を解禁し激しい場外乱闘へ。観客席中腹までなだれ込んでいき、上谷がたむの首にチェーンを巻いて高い高い入場ゲート上から吊り上げるリアル絞首刑。さらにそのゲート上からプランチャで飛んでいくスーサイド・ダイブ。
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29日、東京みやこ・両国国技館にて『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』が開催。スターライト・キッドが悲願の白いベルト初戴冠を果たした。 なつぽいとキッドは2015年デビューの同期であり、2020年に2人がスターダムで出会って以降はハイスピード王座戦線で激しい抗争を展開。ときには越境タッグ【チーム♡両思い】を結成して共闘するなど良きライバル関係にある。 ともにハイスピード戦線を離れ、なつぽいは今年7月に悲願であった白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)を戴冠。一方、キッドはトップ戦線には絡み続けてはいるもののスターダム内でシングル王座とは縁遠い位置となってしまっていた。 キッドは、今年11月のタッグリーグ中になつぽいから直接勝利を奪って白いベルトへ挑戦表明。8度目のシングルマッチにしてついに白いベルトをかけて激突することになった。 戦前の記者会見では、キッドが「今回、ワンダーへの挑戦は5度目です。過去の挑戦を振り返れば、マスクに手をかけられ試合後にはハサミまで入れられた屈辱的なジュリア戦。大江戸隊入りして勢いづき始めたころに負けたたむ戦。自信に満ちているときに一番負けたくない上谷に負けて大号泣した上谷戦。ランブルで挑戦権を自力で勝ち取って初シングルでタイトルマッチをした同期のサオリ戦。挑戦回数を重ねるたびに悔しさが増していくばかりで、それと同時にワンダーのベルトに対する強欲さが増していった4年間。今年2月に挑戦して負けてますけど、今回は私のキャリア最大の大舞台での挑戦です。これ以上悔しい思いはしたくないんですよ」と涙声で熱い思いを語っていた。 試合は、互いを知り尽くした2人にしか出来ない高度な読み合いをしながらのスピードバトルに。キッドは得意の足への一点集中攻撃を、なつぽいも腕への一点集中攻撃を軸に試合が展開され、一進一退の模様を見せる。 終盤に差し掛かると、キッドはタイガー・スープレックス・ホールド、なつぽいはフェアリアル・ギフトと普段の試合ならばすりーかうんとが獲れる技の応酬が繰り広げられるも決着ならず。2人は奥の手の最上位技を繰り出さんとさらにギアを上げていく。 なつぽいはフェアリング・リング、フェアリー・ストレインと大技で畳み掛け、コーナーに上って決めにかかる。
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29日、東京みやこ・両国国技館にて『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』が開催。刀羅ナツコが舞華との血みどろハードコア戦を制した。 『極悪女王』は9月19日よりNetflixで世界独占配信されているドラマ。80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こした伝説のヒールレスラー【極悪女王】ダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝的ドラマとして制作。正統派プロレスラーに憧れながらもクビ寸前だったダンプ松本が悪役に転身し、トップスターだった【クラッシュ・ギャルズ】長与千種&ライオネス飛鳥ら仲間たちとの友情を育みつつも様々な代償や葛藤を抱えながら“日本史上最も有名なヒール”に成り上がっていく様を描くものだ。 ダンプ松本役はゆりやんレトリィバァさん、長与千種役は唐田えりかさん、ライオネス飛鳥役は剛力彩芽さんが務めるなど豪華キャストが勢揃いした力作となっている。 配信がスタートすると連続1位を記録し、女子プロレスブームの再燃を予感させる反響を生み出した本作。ダンプ松本という女子プロレスラーが世間に再評価されただけではなく、“ヒール”という存在についての理解度も上がったと言える。 元々ダンプ松本に憧れていたH.A.T.E.(ヘイト)リーダーの“悪の首魁”刀羅ナツコ(とうらなつこ)。昨年夏に初めて極悪同盟と大江戸隊(現:H.A.T.E.)でタッグを組み、その際ナツコは「プロレスやってて、本当に初めて心から続けててよかった」と感涙。ダンプも「こういう後輩ができてすごく嬉しい」と喜び、極悪同盟興行にも呼んで後継者として育てている。 そして今年10月にダンプがスターダムに参戦した際には「俺はな、ナツコを応援してんだよ。ナツコを昔の俺みたいにしたいんだ。ナツコが有名人になるまで、知名度が上がるまで俺はずっと応援する」とナツコを後継者として指名。ナツコは一躍時の人となった。 この日、ナツコは舞華と反則裁定無しの凶器が乱れ飛ぶハードコアマッチで対戦。 ナツコは有刺鉄線バットで舞華の顔面から大流血させ、自らも頭部にフォークを突き刺させて血まみれに。舞華のイス攻撃や空き缶ボード攻撃で窮地に陥るシーンもあったが、毒霧を噴射してすきを作り、勝機を強引に掴み取る。
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29日、両国国技館にてスターダム『ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024』が開催。第1試合では[H.A.T.E.]渡辺桃&テクラの持つゴッデス・オブ・スターダム王座に[wing☆gori]飯田沙耶&羽南が挑戦した。 今年7月、ゴッデス王者組であったしゅり&こなみに渡辺桃&テクラが挑戦するも、試合中にこなみが裏切り「いつ大江戸隊を辞めるって言った?」としゅりと決別。しゅりは鹿島沙希をパートナーに9月に王座挑戦も敗北。余裕を見せて暴れまわる王者組に、今年のタッグリーグ戦を優勝した飯田&羽南の挑戦が決定した。 試合が始まるなり飯田&羽南が奇襲し場外乱闘となるが、渡辺&テクラが場馴れしており客席に叩き込んでいく。 飯田のパワーをテクラはテクニックでものともせず、渡辺が2人を翻弄していなしていく。レフェリーも巻き込んだテクラが羽南の串刺しドロップキックを誤爆させて無法地帯を作ると、渡辺はバットをフルスイング。羽南はすきをついて丸め込むもレフェリーがダウンしていてカウントが叩かれず、逆にサンドイッチ攻撃を受けてピンチになってしまう。 だが最後は飯田がテクラに達者でな!(=変形キン肉バスター)、羽南が渡辺にバックドロップホールドを叩き込み逆転勝利となった。 NEW BLOODタッグ王者組にはなっていたものの、ゴッデス王座は初戴冠となる飯田は「今のSTARS、良くも悪くも大分落ち着いてしまっているので、自分らがこのベルト巻いたことでよりSTARSがユニットとして活気づけていきたいと思う。wing☆goriのタッグとしてだけではなくて、STARSとしても2025年、頑張っていきたいと思います」と、羽南も「私たちがSTARSを立て直します。私たちがSTARSを引っ張っていきます。2025年、STARSの年にします!」と宣言。H.A.T.E.が暴れまわるスターダムをwing☆goriが正してくれそうだ。
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29日、東京みやこ・後楽園ホールにて『ACTwrestling 後楽園ホール公演』が開催。夏葵(なつき)がポイントマッチで入江彩乃(いりえあやの)を制してAWGシングル王座の2度目の防衛に成功した。 夏葵は岡山出身の女優であり、4歳からバレエダンサーとして活動を開始すると中学生時代にユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のアンサンブル部門でグランプリに。オーディションを乗り越えバレエ『えんとつ町のプペル』にも2年連続出演しており、現役バレエダンサーとしても活躍している。 2020年にアクトレスガールズに入団すると、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』でリングデビュー。2021年には女優・声優・グラドル・プロコンカフェ嬢といった面々がプロレスをおこなっている『アクトレスリング』でプロレスデビューも行い、しっかりとした体幹に裏打ちされた美しい立ち振る舞いや、指先まで意識した身のこなしは観るものの目線を引き付け団体のエースに成長。今年10月の後楽園ホール公演で元スターダムの惡斗を倒し、AWGシングル王者となり世代交代を行った。 今月24日にテレビ朝日系列で放送された『ロンドンハーツ 1時間SP』内で、お笑い芸人の“FUJIWARA”藤本敏史さん扮するフジモン太夫が様々なものに挑戦する『太夫フェス』が今年も開催され、Netflixドラマとして再生数1位となったダンプ松本の半自伝的ドラマ『極悪女王』をパロディした『極白女王』が披露されたが、夏葵は唐田えりか扮する長与千種役を演じたことで一躍話題となった。 11月の新木場公演で初防衛を果たした夏葵の前に現れて挑戦表明したのは、“闇夜にまばゆくSnow Angel”入江彩乃。 入江は、あのうサオリやまきなつみ(なつぽい)がいた旧体制時代にTOKYO FMでレギュラー番組を持つ声優レスラーとしてデビュー。新体制に移行してもアクトレスに残った選手の1人であり、新人ばかりとなった新体制下ではエース格として活躍。現在は歴戦の悪姫としてファンや選手陣から絶大な支持と信頼を誇る存在となっている。 試合は序盤から激しい場外乱闘となり、彩乃が得意のビッグブーツや首への一点集中攻撃で優勢。それでも夏葵はスピードと跳躍力を活かした高機動ファイトで王者としての意地を見せていく一進一退の攻防を展開する。
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