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【Radio Dialogue】 Dialogue for People(D4P)のお送りするラジオ型トーク番組。時事ニュースへのコメント・解説や、取材報告、日々を生きるためのヒントとなる様々なテーマに関するゲストを呼びトークを行います。▶184(2024/10/30)「イランとイスラエル」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:高橋和夫さん(国際政治学者)中東で戦火が拡大しています。今年4月、シリアの首都ダマスカスのイラン大使館がイスラエル軍による空爆を受け、イラン革命防衛隊の司令官らが死亡しました。イランは報復としてイスラエルを攻撃、その後も応酬・対立が続いています。今月26日にはイラン国内の複数の軍事基地に対しイスラエル軍が直接攻撃を行い、互いに核関連施設を持つ軍事大国同士の衝突激化が懸念されています。米国をはじめ大国の思惑も錯綜し、ますます混沌とした状況が広がる今、国際政治学者の高橋和夫さんと一緒に考えていきます。【ゲストプロフィール】高橋和夫(たかはし かずお)福岡県北九州市生まれ。大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒。コロンビア大学国際関係論修士。クウェート大学客員研究員、放送大学教員などを経て、2018年4月より一般社団法人 先端技術安全保障研究所会長。放送大学名誉教授。著書に『アラブとイスラエル』(講談社新書)、『なぜガザは戦場となるのか』(ワニブックス)など。
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▶180(2024/10/2)「ガザを語ろう」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:いとうせいこうさん(作家・クリエーター)/浅沼優子さん(音楽ライター・翻訳家)イスラエル軍によるガザへの残虐な攻撃・殺戮には未だに終わりが見えません。その背景にある60年近くに及ぶイスラエルによるパレスチナの占領は国際司法裁判所(ICJ)からも「国際法違反」との勧告を受けています。国際社会がジェノサイドを止められずにいる中、ガザからは「私たちは死傷者数という"数字"ではなく生きた人間だ」という声が届きます。この虐殺は「対岸の火事」なのでしょうか? ガザの取材経験もある作家・クリエーターのいとうせいこうさん、ドイツ在住で、「イスラエル批判」が許されないドイツの現実を伝える音楽ライター・翻訳家の浅沼優子さんと一緒に考えていきます。【ゲストプロフィール】いとうせいこう(いとう せいこう)1961年東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして活字・映像・音楽・舞台など多方面で活躍されています。『「国境なき医師団」を見に行く』という本では中東やアフリカから難民の集まるギリシャの難民キャンプや、フィリピン、ウガンダなどの現場を訪問されています。その続編ともなる『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』という本では、現在苛烈な爆撃の様子が報道されているガザ地区や、強硬な土地収用など、占領行為の続くヨルダン川西岸地区を取材されました。
浅沼優子(あさぬま ゆうこ)フリーランスの音楽ライター、翻訳家、字幕制作者、通訳。2009年よりベルリンに拠点を移し、それをきっかけにDJやアーティストのブッキング業務に携わるようになる。2020年にブッキング・エージェンシー「setten」を立ち上げ、現在は音楽イベントのプロモーションやキュレーションも行っている。訳書に『アンジェラ・デイヴィスの教え: 自由とはたゆみなき闘い』(河出書房新社)がある。
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▶179(2024/9/25)「冤罪を考える」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:江川紹子さん(ジャーナリスト)配信翌日の2024年9月26日、静岡地裁で袴田事件の再審判決が言い渡されます。袴田巌さんは1966年に起きた殺人事件で逮捕・起訴されましたが、裁判の場で一貫して無罪・冤罪を主張してきました。1980年、最高裁で死刑が確定しましたが、2014年、静岡地裁が再審を認め、袴田さんは刑務所から釈放。ところが2018年、東京高裁が再審開始を認めず、2020年に最高裁が高裁に差し戻し。昨年3月、東京高裁が再審開始を決定しました。その後再審公判が静岡地裁で行われ、今年5月22日、検察は死刑を求刑、弁護団は無罪を主張して結審しました。「自白の強要」や「人質司法」、繰り返される冤罪の問題点について、ジャーナリストの江川紹子さんと考えていきます。【ゲストプロフィール】江川紹子(えがわ しょうこ)早稲田大学政治経済学部を卒業後、神奈川新聞に入社。社会部記者を務めたあと退社し、以後、フリーランスに。2020年4月から神奈川大学国際日本学部でカルト問題、ジャーナリズム、メディアリテラシーなどを教えている。
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【Radio Dialogue】 Dialogue for People(D4P)のお送りするラジオ型トーク番組。時事ニュースへのコメント・解説や、取材報告、日々を生きるためのヒントとなる様々なテーマに関するゲストを呼びトークを行います。▶173(2024/8/14)「米兵性暴力事件と『沈黙』」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:上間陽子さん(琉球大学教育学研究科教授)沖縄県で米兵による性暴力事件が相次いで発覚しました。昨年12月に起こされた16未満の少女への性暴力事件は、6月25日に報じられ、県は報道を通して初めて事件を知ったといいます。米兵・米軍関係者によって性加害が繰り返される背景とはいったい何なのでしょうか? 本事件の裁判の傍聴も続けていらっしゃる琉球大学教育学研究科教授の上間陽子さんと一緒に考えていきます。※ゲストコーナーは8/12に収録した音声をお送りします。【ゲストプロフィール】上間陽子(うえま ようこ)専攻は教育学で琉球大学教育学研究科教授。おもに逸脱・非行問題を研究。現在、「沖縄・風俗業界で働く若者調査」「若年出産女性調査」というふたつの調査を沖縄県内で実施している。若年妊婦の応援施設・シェルターおにわの共同代表である。
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▶172(2024/8/7)「平和都市広島」で何が?MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:小山美砂さん(ジャーナリスト)「国際平和文化都市」として世界に知られる広島ですが、その「平和行政」を巡っては、様々な問題が指摘されています。平和教材から『はだしのゲン』、そして“第五福竜丸に関する記載”の削除、さらには職員研修の市長講話で、戦前・戦中の「教育勅語」の一部を引用していたことが発覚――。ガザでの虐殺が続く中、今年も広島の平和式典にイスラエルが招待されました。平和都市広島で何が起こっているのか? また、15年に提起された広島の「黒い雨」訴訟や、長崎で続く「被爆体験者」の方々の訴訟についても考えていきます。ゲストは『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)の著者でジャーナリストの小山美沙さんです。【ゲストプロフィール】小山美砂(こやま みさ)1994年生まれ。2017年に毎日新聞へ入社後、希望した広島支局に配属。2022年7月、「黒い雨被爆者」が切り捨てられてきた戦後を記録した初のノンフィクション『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)を刊行。同書にて第66回JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞した。大阪社会部を経て2023年からフリー。広島市在住。※X(旧Twitter)などでも #D4Pでコメント・ご感想などお待ちしてます!
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▶171(2024/7/31)「帝国と五輪」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:金誠さん(札幌大学教員)五輪に限らず、国家がスポーツを利用してきた事例は枚挙にいとまがありません。ベルリン五輪マラソンで金メダルを獲得した孫基禎選手は朝鮮半島出身ですが、植民地支配下で「日本代表」として出場しています。この優勝は、大日本帝国の中でどのように位置付けされていったのでしょうか? 五輪と「政治」「国威掲揚」「スポーツウォッシング」の問題など、札幌大学教員の金誠さんと考えていきます。※本日のゲストコーナーは先日、7月27日に収録した音声をお送りいたします。【ゲストプロフィール】金誠(きん まこと Kim Sung)札幌大学教員、専攻はスポーツ史・朝鮮近代史。研究のテーマは朝鮮半島における植民地主義とスポーツ。植民地期の朝鮮においてスポーツがどのような政治的機能・社会的機能を持っていたのか、また朝鮮半島の脱植民地化のなかでスポーツの果たした役割はどのようなものであったのかを研究している。著書に『近代日本・朝鮮とスポーツ』『孫基禎ー帝国日本の朝鮮人メダリスト』、編著に『帝国日本と越境するアスリート』、共著に『平成時代の日韓関係』、『〈日韓連帯〉の政治社会学』などがある。※X(旧Twitter)などでも #D4Pでコメント・ご感想などお待ちしてます!
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▶170(2024/7/24)「やまゆり園事件から8年」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:神戸金史さん(RKB毎日放送 報道局 解説委員長)2016年7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員3人を含む26人が重軽傷を負いました。現在、RKB毎日放送報道局で解説委員長を務める神戸金史さんは、事件から3日後、重度の自閉症を持つ“かねやん”こと、長男、金佑さんに向けて、「障害を持つ息子へ」という詩をお書き、大きな反響を呼びます。事件を起こした植松聖氏との面会を通して感じたことは? ヘイトスピーチなどの取材を重ねて見えてきたものとは? 神戸さんに伺います。【ゲストプロフィール】神戸金史(かんべ たけぶみ)1967年1月、群馬県生まれ。1991年に24歳で毎日新聞に入社直後、長崎支局で雲仙噴火災害に遭遇。95年の噴火終息まで現地で取材を続けた。福岡総局在籍中の1999~2001年、RKB毎日放送に出向し放送記者を体験。ドキュメンタリー『攻防蜂の巣城 巨大公共事業との戦い4660日』を制作し、放送文化基金賞で入賞した。毎日新聞東京社会部在籍中の2004年に、障害児の父の立場で連載記事を掲載した。RKBに転職した2005年、新聞連載を自らテレビ番組化した『うちの子 自閉症という障害を持って』を制作、JNNネットワーク大賞。報道部長、テレビ制作部長などを経て、2016年から東京報道部長。やまゆり園障害者殺傷事件が起きた直後に、父としての思いをFacebookに書いたプライベートな投稿が大きな話題を呼ぶ。やまゆり事件の犯人・植松聖被告と接見を重ね、ラジオドキュメンタリー『SCRATCH 差別と平成』(2019)をTBSラジオと共同制作。放送文化基金賞で最優秀賞、芸術祭賞や民放連盟賞、早稲田ジャーナリズム大賞などで入賞した。このラジオ番組の映像化に取り組んだ『イントレランスの時代』(2020)で、やまゆり園事件やヘイトスピーチ、歴史の改ざんなど現代の事象に共通する不寛容(イントレランス)を示し、2度目のJNNネットワーク大賞を受ける。また、やまゆり事件に関する表現活動の全体に対し、日本医学ジャーナリスト協会賞大賞、ギャラクシー賞選奨が与えられた。2023年から現職。RKBのテレビやラジオでコメンテーターを務める。最新作は『イントレランスの時代』を映画化した『リリアンの揺りかご』(2024、80分)。※X(旧Twitter)などでも #D4Pでコメント・ご感想などお待ちしてます!
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▶169(2024/7/17)「国際法とイスラエル」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:根岸陽太さん(西南学院大学法学部教授)パレスチナ・ガザ地区では、イスラエル軍による虐殺が続いています。国際刑事裁判では、カーン主任検察官が、ハマスの幹部3人とともに、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相に対し、戦争犯罪や人道に対する罪で逮捕状を請求。国際司法裁判所は5月、イスラエルに対し、ガザ地区南部のラファでの攻撃を直ちに停止するよう命令を出しましたが、イスラエルは拒絶。今問われる、国際法や国際司法の意味とは? 西南学院大学法学部教授、根岸陽太さんと考えます。【ゲストプロフィール】根岸陽太(ねぎし ようた)西南学院大学法学部教授。早稲田大学博士後期課程修了。博士(法学)。専門は国際法、国際人権法。イスラエル・パレスチナ問題に関する著作として、「国際法と学問の責任──破局を再び起こさないために」『世界』2024年1月号など。
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▶168(2024/7/10)「これからの都政と政治を考える」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:和田靜香さん(ライター)7月7日(日)東京都知事選。これまでの知事や都の政策で問題と思うところは? そもそも報道が少ない? 選挙期間中、街中でスタンディングをして見えてきたものは? これからの都政と政治をどう考えたらいい? ...など、Radio Dialogueに3度目のご登場となる、ライターの和田靜香さんと考えます。【ゲストプロフィール】和田靜香(わだ しずか)1965年生まれ。相撲・音楽ライターにして、『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』など政治ジャンルの著書を発表している。YouTube報道番組「ポリタスTV]水曜日MC担当。
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▶167(2024/7/3)「イランで出会った女性たち」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:金井真紀さん(文筆家・イラストレーター)「イランに女子相撲があってね、いつか見に行きたいと思ってて」――そんな一言から始まったイラン旅。イランでは2022年、服装規定に違反したとして警察に拘束されたマフサー・アミーニーさんが亡くなりました。その後イラン全土に広がった「反スカーフデモ」は大規模な反政府デモへと続き、多くの市民が街頭に出て声をあげると、政府は武力をもってこれを弾圧、その影響は今も続いています。「わたしが住む国とはまったく違うシステムのなかで、女性たちはどう生きているのか」、金井さんの新刊『テヘランのすてきな女』(晶文社)では、イラストとともに人々との出会いが綴られます。国名は聞いたことがあるけれどあまりイメージが湧かない……という方も是非、金井さんとの配信をお聞きください。【ゲストプロフィール】金井真紀(かない まき)1974年生まれ。テレビ番組の構成作家、酒場のママ見習いなどを経て2015年より文筆家・イラストレーター。著書に『世界はフムフムで満ちている』(ちくま文庫)、『はたらく動物と』(ころから)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『世界のおすもうさん』(和田靜香さんとの共著、岩波書店)、『戦争とバスタオル』(安田浩一さんとの共著、亜紀書房)、『聞き書き世界のサッカー民 スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなし』(カンゼン)、『日本に住んでる世界のひと』(大和書房)、『それはわたしが外国人だから?』(安田菜津紀さんとの共著、ヘウレーカ)など。最新刊は『テヘランのすてきな女』(晶文社)。2022年より「難民・移民フェス」実行委員。※X(旧Twitter)などでも #D4Pでコメント・ご感想などお待ちしてます!
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▶166(2024/6/26)「沖縄を取材する記者として」MC:安田菜津紀、佐藤慧 ゲスト:喜屋武真之介さん(毎日新聞写真記者沖縄駐在)6月23日は、沖縄で旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日として、「慰霊の日」に定められています。毎日新聞写真記者である喜屋武真之介さんは、沖縄に駐在し、異国の軍隊と沖縄、そのはざまで生きる人々の姿を追ってきました。「『伝えていかねば』沖縄・渡嘉敷島 集団自決の生存者」で2023年度新聞協会賞受賞。今回の配信では、今年の慰霊の日の様子や、これまでの取材について伺います。【ゲストプロフィール】喜屋武真之介(きゃん しんのすけ)1985年沖縄県生まれ。京都大学文学部中退後、2009年に毎日新聞社入社。前橋支局を経て、2014年から東京本社写真部。仙台駐在などに勤務し、2021年から沖縄駐在。「『伝えていかねば』沖縄・渡嘉敷島 集団自決の生存者」で2023年度新聞協会賞受賞。その他、2022年九州写真記者協会企画部門賞「アメリカーと呼ばれて」など。※X(旧Twitter)などでも #D4Pでコメント・ご感想などお待ちしてます!
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