Avsnitt
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「男性消防士を休職処分 つくば市消防本部 不同意わいせつ罪で起訴 」 「つくば市消防本部の男性消防士(26)が2月20日、不同意わいせつの疑いで逮捕された事件(2月20日付)で、市消防本部は28日、男性消防士が不同意わいせつの罪で起訴されたことを受けて、3月27日から判決が確定するまで、同消防士を休職処分としたと発表した。男性消防士は昨年10月24日午前2時ごろ、市内の消防施設で当直勤務中、20代の女性消防職員にわいせつな行為をした疑いで、今年2月逮捕された。逮捕時、容疑を否認していた。」
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「有機イチゴの成果、成熟へ 地元農場と連携 農研機構」 「イチゴは洗わず口に入れる人が多い。観光摘み取り園でもそのまま食べることに抵抗がない。だから化学農薬や化学肥料を使わない有機イチゴが、全くといっていいほど栽培されていないのが現状と聞くと驚かされる。甘くて大きい品種の開発に国内産地がしのぎを削るイチゴ王国ニッポンだが、実は現在の栽培法では欧米諸国に輸出できない作物なのだ。有機栽培という新たなアプローチで技術開発に取り組んだ農研機構(つくば市観音台)の研究が、地元の民間農場に実装されようやく結実しようとしている。つくば市手子生のふしちゃんファーム(伏田直弘社長)、事務所脇に立ち並ぶ幅7メートル、長さ42メートルのビニールハウスでは畝(うね)による土耕でイチゴ栽培が行われ、収穫の最盛期を迎えている。品種は「恋みのり」、ハウスに一歩足を踏み入れると暖気と甘い香りに包まれる。」
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「日本国際学園大4年の犬嶋美雨さん 拡張体験デザイン協会賞を受賞」 「日本国際学園大学(つくば市吾妻)経営情報学部メディアデザインコース4年の犬嶋美雨さん(22)がこのほど「拡張体験デザイン協会」(会長・持丸正明 産業技術総合研究所人間拡張研究センター長)による2025年のグッド体験デザイン学生賞(Good Experience Design Student Award)を受賞した。犬嶋さんの卒業研究だったバーチャル空間での体の感覚の研究で、これまできちんとデータをとった実験が無かったことから、高く評価された。メタバースなど仮想空間の中に入り込んだ感覚になる、ゴーグルのようなヘッドマウントディスプレイという装置を頭に装着して実験した。仮想空間の中と現実空間とで同時に、手で触った対象物表面のでこぼこの感触が異なる場合、脳が自分の体をどう認識するかを研究した。何度も繰り返して、異なる触覚の対象物を手で触ると脳は、目で見える仮想空間の中にある手が触った触覚を、現実の自分の手の触覚と一致させようとして、仮想空間の方の映像でつくられた手を、自分が実際に感じた触覚だと認識してしまうようになることを具体的なデータで示した。」
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「つくば駅前の複合施設が完成 大和ハウス工業」 「大和ハウス工業(本社・大阪市)がつくばエクスプレス(TX)つくば駅前に建設していた複合施設(同市吾妻2丁目)がこのほど完成し、27日竣工式が催された。3つの施設で構成されており、店舗などが入る商業棟は4月1日、グループ会社などが入るオフィス棟は4月28日、付属の立体駐車場は3月28日、それぞれオープンする。完成した複合施設の敷地面積は7639平方メートル。学園中央通りと市立吾妻小学校に挟まれた場所に建てられ、TXつくば地下駅の真上に位置する。トナリエクレオ(元西武百貨店)などトナリエつくばスクエアの商業施設とは陸橋でつながる。音楽施設ノバホールやホテル日航つくばなどに近く、TX始発終点駅周辺のにぎわいづくりに寄与しそうだ。」
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「「救急隊に過失なかった」つくば市第三者委が調査報告 3歳男児 搬送されず重度の障害」 「高熱を出したつくば市の3歳男児(当時)が2023年4月16日未明、救急車で病院に搬送されず、その後、急性脳症と診断され重い障害を負った事案で、市が設置した第三者委員会「市救急隊不搬送事案検証委員会」(委員長・関健太郎弁護士)が26日、検証結果をまとめ、「男児は緊急搬送の必要性がある状態になく、救急隊には搬送義務があったとは言えず、過失はなかった」などとする報告書を出した。報告書によると、男児は1週間ほど前から体温が上がったり下がったりし、同年4月15日、医療機関を受診した。かぜと診断され、せき止め薬などを処方された。その日の夜中、男児の体調が悪化し、翌16日午前0時50分、家族は119番通報して救急車を呼び、40.8度の熱があり、けいれんのような震えが止まらないこと、ぐったりして受け答えができない状態であることなどを伝えた。」
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「コロナ禍、住居確保給付金を誤支給 つくば市」 「離職や解雇、やむを得ない休業などで生活に困窮する人を対象に家賃相当額を給付する「住居確保給付金」について、つくば市はコロナ禍の2020年度から22年度の間、誤って5世帯に計31万円を支給していた。同給付金は原則3カ月間支給され、コロナ禍、休業で収入が減少した人も対象となるなど対象者が拡大された。支給額は、世帯の人数に応じて定められた基準額に、実際の家賃月額を足した金額から、世帯月収合計を差し引いた額などが支給される。ただし家賃の支給上限額を超える分は支給対象外となる。」
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「自然災害など課題研究を一層推進 気象研と環境研が協定 つくば」 「気象庁気象研究所(つくば市長峰)と国立環境研究所(つくば市小野川)は25日、研究の連携と協力を促進するための基本協定を締結した。気象研の気候変動予測に係る知見と、環境研の環境影響評価や気候変動適応の知見を融合させることにより、自然災害などの課題に関する研究をより一層推進する。協定締結式には気象研の中本能久所長、環境研の木本昌秀理事長が出席し、協定書に署名した。筑波研究学園都市の研究機関同士の包括的な連携協定は、環境研が一昨年に防災科研(つくば市天王台)と結んだのに次ぐ2例目、気象研は初めての締結という。」
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「高安、決定戦で初優勝逃す 地元土浦で約200人が声援」 「大相撲春場所は23日、エディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎えた。3敗で並んだ土浦市出身の元大関で前頭4枚目の高安(35)=田子ノ浦部屋=は、優勝決定戦で大関の大の里(24)=二所の関部屋、阿見町=に敗れ、惜しくも初優勝を逃した。高安が優勝に絡むのは9回目。高安の地元の土浦では、駅前の市役所1階でパブリックビューイング(PV)が催され、約200人の市民らが、応援の横断幕やうちわを掲げながら大きな声援を送った。高安は取組で、小結の阿炎(30=錣山部屋)に落ち着いて対応し、立ち合いで変化した相手に左上手をガッチリつかんで土俵に投げつけ、上手出し投げで勝つと、土浦の会場は大いに盛り上がった。」
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「23日開通 圏央道つくば西スマートIC」 「つくば市と東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社が整備を進めてきた圏央道(首都圏中央連絡自動車道)つくば西スマートインターチェンジ(IC)が23日午後3時に開通した(24年12月13日)。ETC(電子料金収受システム)専用で24時間利用可能。これに先立ち同日午前10時から開通記念式典が催された。式典には関係者ら約90人が出席。五十嵐立青つくば市長は「このスマートICはただの出入口ではなく未来への扉だと思っている。この場所から始まるつくばの物語を共に紡いでいきましょう」とあいさつした。NEXCO東日本の松崎敏博関東支社長は「県内の圏央道では初のスマートIC。今回の開通によりつくばのアクセスは当然向上するが、それに伴いつくば市そのものが持っているポテンシャルが県土全体に行き渡り、県全体の発展に大きく寄与していくのではないか」と期待を述べた。」
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「女性の心情描く漫画家 山本美希筑波大准教授の企画展 土浦で開催」 「多数の受賞歴を持ち、独創的な手法で現代を生きる女性の切実な心情を表現する漫画家で、筑波大准教授の山本美希さんの作品展が、25日から土浦駅に隣接する土浦市民ギャラリーで始まる。展示は2部構成で、第1部は、82点の原画と今回の展示のために山本さんが書き下ろしたテキストなどを展示する。さらに、出産を控える夫婦の葛藤を描いた2020年の作品で、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した「かしこくて勇気ある子ども」がモチーフの立体作品などを展示する。作品を通じて「山本作品」が生まれる背景に迫る。」
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「土浦聖バルナバ教会礼拝堂 登録有形文化財に 文化審議会が答申」 「国の文化審議会(島谷弘幸会長)は21日、土浦市中央1丁目、日本聖公会土浦聖バルナバ教会礼拝堂を国の登録有形文化財に登録するよう文科相に答申した。95年前の1930(昭和5)年に建築された。土浦周辺地域で初の鉄筋コンクリート造の建造物とされる。同日の審議会で登録有形文化財に登録するよう答申が出された全国135件の建造物のうちの一つ。夏に官報に告示後、登録される見通しだ。」
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「土浦市の新小学1年生に黄色い帽子を寄付 JA水郷つくば」 「新年度に土浦市内の市立小学校と義務教育学校に入学する全ての新小学1年生に向けて、JA水郷つくば(土浦市小岩田西 池田正組合長)が855個の交通安全帽子を土浦市に寄付し、21日に同市役所で寄贈式が催された。交通安全帽子の寄付は同JAが進める地域貢献活動の一環で、1977年から始まり今回で48年目。以前は男子がキャップ型、女子はハット型と性別で形が異なっていたが、24年から性別を問わず共通のハット型となった。新小学生に向けた交通安全帽子の寄付は、JA水郷つくばが管轄する土浦、龍ケ崎、牛久、かすみがうら、利根、美浦、阿見の7市町村全ての公立小学校と義務教育学校に対して行われている。」
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「ワークライフバランス推進課などを廃止 つくば市人事異動’25 」 「つくば市は19日、4月1日付け人事異動を内示した。異動総数は20.3%の286人(消防本部などを除く)で、全職員数は前年度より22人増え2109人になる。組織改編では、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の考え方が市職員に浸透したなどとして、労働安全衛生管理、ハラスメント防止などを担当するワークライフバランス推進課を廃止する。同課を含め1課2室が廃止される。人事配置方針は、若手や女性を管理職や係長職に積極登用などする。女性管理職は前年度より2%増えて27.8%になる。国などとの人事交流は、引き続き文科省から政策イノベーション部長を配置する。」
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「女性管理職、目標の30%に 土浦市人事異動’25」 「土浦市は14日、4月1日付人事異動を内示した。異動者数は前年度より15人多い337人(消防職を除く)で、昇格は108人となる。女性活躍の視点から職域拡大と能力に応じた管理職への登用を積極的に行い、女性管理職の割合は前年度の29.6%から2.1%増加して31.7%となり、女性職員活躍推進プランの目標である30%を達成する。定年引上げにより、役職定年職員を調整官と位置づけ、これまでの経験を生かせる部署に配置する。県などとの人事交流を継続する。」
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「微生物で温室効果ガスに立ち向かう 茨城大 農学部中心に新研究組織 」 「二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの排出量削減に役立つ微生物を探して農業に取り入れ、気候変動緩和や環境保全につなげようとする研究が4月1日、茨城大学(太田寛行学長)でスタートする。新たな研究組織「グリーンバイオテクノロジー研究センター(Gtech)」を立ち上げるもので、18日、準備委員長の小松崎将一農学部教授らが記者会見して概要を明らかにした。同センターは総合気候変動科学の推進を掲げる。さらに農業生態系の保全技術の革新、産学官連携を通じた社会実装を目指しており、阿見町中央の農学部を中心に、理学部(水戸)、工学部(日立)にウイングを広げて編成される。」
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「筑波山地域ジオパークが絵本に」 「独特の地形や地質をもつ「筑波山地域ジオパーク」をモチーフとした絵本「ロッグとビットのおかしな旅 ひみつのてっぺん」(ロクリン社)が完成した。18日、作者の岡林ちひろさん(53)と、絵を担当した絵本作家のおおさわちかさん(51)がつくば市役所を訪れ、五十嵐立青市長を表敬訪問した。本はAB判サイズ、44ページで、前半35ページが絵本に、後半9ページがジオパークについての解説になっている。筑波山地域ジオパーク推進協議会が監修を務めた。作品は、筑波山や周辺地域を舞台にした、好奇心旺盛な主人公のカエルとウサギによる冒険物語。今にも落ちそうな巨岩の下をくぐり抜ける「弁慶七戻り」や「ガマ石」など筑波山の奇岩や、12万年以上前のカキの化石が露出する霞ヶ浦に面する出島半島南端の崎浜・川尻地区の崖、大きく蛇行する桜川と小貝川など、筑波山地域ジオパークの特色ある自然が多数登場する。フランスで絵画を学び、フランスや日本で絵本作品を出版してきたおおさわさんが、色彩豊かに筑波山地域の自然を描き込んだ。」
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「「利他的行動とり社会の役に立って」 日本国際学園大学で卒業式」 「日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)で17日、卒業式が催された。128人の卒業生を前に橋本学長は「世界は自国の利益を追求する時代へと変わってきた。今後一層競争が激化する社会で生き抜くために重要となるのはAIとデータだ。本校では経営情報学を学んだと思うが、利他的な行動をとることが必要。社会の役に立つようがんばってほしい」とエールを送った。筑波学院大学から名称を変更し、昨年4月、日本国際学園大学として開学後、初めての卒業式となった。卒業生を代表して経営情報学部メディアデザインコース4年の犬嶋美雨さん(22)は答辞で「大学生の集大成として臨んだ卒業研究は、想像していたより多くの経験と学びを与えてくれた。扱った研究テーマの中で、私たちは案外自分のことを不確かにしか知らないまま生きていることがわかった。実験も一人では出来ないように、自分一人だけの知識思考では自分の特性すら知ることが出来ない存在であることを知った。大学で得た知識や経験を生かし、これからの未来を歩んでいきたい」と語った。」
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「現金取扱でつくば市が虚偽報告、県「非常に悪質」 生活保護 特別監査」 「つくば市の生活保護行政に関する不適切な事務について、県が同市に対し異例の特別監査を実施している問題で、昨年末、県が特別監査結果を同市に通知し、現金の取り扱いについて、同市が県の監査に虚偽報告を行っていたとして「非常に悪質」「誠に遺憾」だと指摘していたことが情報開示請求で分かった。特別監査の結果は昨年12月25日に同市に出された。総括的事項として①現金の取り扱いに関する一般監査での虚偽報告のほか、②誤支給に伴う保護費返還決定事務の遅延③生活保護費返還金の不適切な債権管理の3点について指摘している。」
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「ちょっと先の未来に出会える 10年ぶり常設展示施設を一新 産総研つくば 」 「産業技術総合研究所(産総研、AIST)は、つくば市東、つくばセンターにある常設展示施設の展示内容を一新し、「AIST-Cube(アイスト キューブ)」と改称して4月1日にリニューアルオープンする。これまで一般向けに「サイエンス・スクエアつくば」として公開されてきた展示施設の10年ぶりのリニューアル。新事業創出をめざす企業、研究を志す学生たちと研究成果を体感しながらコミュニケーションを深めて、新たな価値の創出につなげていくのが目的で、4月からは完全予約制になる。」
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「土浦藩の町人・武士13人 それぞれの「まなび」 博物館で特別展」 「「まなびのかたち―江戸時代のキャリアデザイン」をテーマに掲げた特別展が15日から土浦市中央、同市立博物館で始まる。同館が1988年の開館以来地道に調査、収集してきた史資料から、特に江戸時代の土浦藩で活躍した武士と町人13人の事績を紹介、それぞれの「まなび」の系譜をたどる。」
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