Avsnitt
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政府の介入しない自由な資本主義になったら、社会にセーフティーネット(安全網)を整備できないと心配する声があります。それは杞憂です。セーフティーネットは政府に頼らず民間で築くことができるし、むしろそのほうが真の安心・安全をもたらします。
<参考資料>
木村貴『反資本主義が日本を滅ぼす』(コスミック出版) -
陰謀論の本を読んでいると、歴史上の有名な政治家、実業家の多くはユダヤ人だったという記述にしばしば出くわします。しかし、それらは本当なのでしょうか。ユダヤ人迫害で悪名高いドイツの独裁者ヒトラーについて取りざたされる、彼自身がユダヤ人だったという説を検証してみましょう。
<参考資料>
「ヒトラーにはユダヤの血が流れていた」説はどこから生まれたのか? | ロシアの外相ラブロフも口にした陰謀論 | クーリエ・ジャポン [LINK] 野口英明ほか『世界金融 本当の正体』(サイゾー) [LINK] -
Saknas det avsnitt?
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先進国で、資本主義に対する批判が強まっています。資本主義悪玉論が強まる背景には、一部の富裕層とそれ以外の市民との間で経済的な格差が拡大していることなどがあるとされます。しかし、それは本当に資本主義のせいでしょうか。この問題について、人気マンガをヒントに考えてみましょう。
<参考資料>
青木雄二『ナニワ金融道』(講談社) 青木雄二『ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学』(講談社+α文庫) 木村貴『反資本主義が日本を滅ぼす』(コスミック出版) -
ネットなどでよく話題になる陰謀論には、世界を支配するという謎めいた集団や一族が登場します。そのなかでも圧倒的な「人気」を誇るのは、ロスチャイルド家でしょう。しかし、ロスチャイルドの超人的な能力を示すさまざまなエピソードは、本当なのでしょうか。
<参考資料>
野口英明ほか『世界金融 本当の正体』(サイゾー) [LINK] -
TPP(環太平洋経済連携協定)は政府やマスコミによって、「巨大な自由貿易圏」だと宣伝されます。一方で、TPPに反対する人々からは「自由貿易で日本の農業は壊滅する」などと批判されます。けれども、そもそもTPPって本当に自由貿易なのでしょうか。
<参考資料>
木村貴『反資本主義が日本を滅ぼす』(コスミック出版) [LINK] -
「陰謀論」という言葉をよく目にします。その多くは、政府の公式見解と異なる主張を陰謀論と呼んで誤りや嘘と決めつけ、非難するケースです。しかし陰謀論を頭から否定し、あざ笑うことは論理的でも健全でもありません。
<参考資料>
野口英明ほか『世界金融 本当の正体』(サイゾー) [LINK] -
「法律などのルールを守るのは常識だ」。たいていの人は、そう堅く信じていることでしょう。日本人にはその傾向がとくに強いと感じます。けれども有名なギリシャ悲劇は、その常識に鋭い疑問を投げかけます。
<参考資料>
ソポクレース『アンティゴネー』(中務哲郎訳、岩波文庫) [LINK] リバタリアン通信: アンチゴーヌの問い [LINK] Ancient Greece’s Legacy for Liberty: The Tragedy of Politics | Libertarianism.org [LINK] -
戦争はしばしば美化されます。「民主主義諸国と専制体制との戦い」といった美しい言葉によってです。それまで平和を唱えていた人々までが、その言葉に熱狂します。しかし戦争の現実を知り抜いた米国の将軍は、「戦争はいかがわしい商売だ」と断言しました。なぜなのでしょう。
<参考資料>
Smedley Darlington Butler, War Is a Racket: The Antiwar Classic by America's Most Decorated Soldier Peace Philosophy Centre: 時代を超えた戦争の教訓 今こそ読むべき スメドリー・バトラー将軍『戦争はいかがわしい商売だ』完全日本語訳 Smedley Butler, WAR IS A RACKET: Japanese Translation The Ron Paul Institute for Peace and Prosperity : The Ukraine War is a Racket -
人は子供のころから、「わがままはよくない」と教えられて育ちます。それには一理あるでしょう。けれどもわがままを押し殺すことで、何か大切なものを失っていないでしょうか。ドイツ出身の有名な作家は、あえて「わがままこそ最高の美徳」だと説きました。その意味を解説します。
<参考資料>
ヘルマン・ヘッセ、岡田朝雄訳『わがままこそ最高の美徳』(草思社) -
「労働者は資本家に搾取されている」という言葉をよく聞きます。社会主義思想家のカール・マルクスが唱えた理論です。社会において資本家と労働者の利害は完全に対立し、二つの別々の階級に分かれるといいます。けれどもこの理論、ほんとうに現実に合っているでしょうか。
<参考資料>
Murray N. Rothbard, Austrian Perspective on the History of Economic Thought -
金が値上がりし、国内で過去最高値を更新しています。ロシアのウクライナでの軍事行動による地政学的リスクの高まりや、円相場の下落が原因だといわれます。けれども、もっと深い理由があります。元本割れのリスクもある金が「安全資産」と呼ばれる理由とともに、解説します。
<参考情報>
金高騰が鳴らす警鐘 通貨への信認取り戻せ(愛と平和と資本主義) -
「新自由主義」という言葉をよく目にします。とくに最近は岸田政権が新自由主義の修正を政策に掲げ、注目されています。けれどもこの新自由主義、そもそも正確にはどういう意味なのでしょう。言葉の使い方を確かめていくと、つじつまの合わない、おかしなことに気づきます。
<参考情報>
デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』(作品社) 木村貴『反資本主義が日本を滅ぼす』(コスミック出版) -
米欧日がロシアに対し経済制裁を発動しています。政治的な意味はあっても、経済的には標的にされた側だけでなく、発動した側にもマイナスです。経済が繁栄するカギは「分業」だからです。アダム・スミスの有名な本『国富論』を紹介しながら、分業の大切さについて解説します。
<参考情報>
アダム・スミス『国富論』(講談社学術文庫) 蔵研也『18歳から考える経済と社会の見方』(春秋社) -
ウクライナ紛争をきっかけに、正しい戦争とは何かという議論が関心を集めています。また、この紛争が世界的な核戦争につながりかねないとも心配されています。自由主義によって平和を実現しようとする立場からは、「正しい戦争」や核兵器の問題をどう考えればよいでしょうか。
<参考情報>
A Libertarian Theory of War | Mises Institute マレー・ロスバード『自由の倫理学』(勁草書房) -
日本の伝統文化を守るには、補助金を出したり輸入を規制したりして国産品を保護しなければならない、という意見をよく聞きます。それって正しいのでしょうか。日本酒を例に考えてみましょう。朝ドラで人気を集めた川栄李奈さんが数年前に初主演した傑作映画が、手がかりです。
<参考情報>
輸出や家飲みに活路 国産酒、低迷打開へ:時事ドットコム 映画『恋のしずく』予告編 - YouTube 坂口謹一郎『日本の酒』(岩波文庫) -
心ない言葉を誰かに浴びせた人は、相手に殴られても仕方ないでしょうか。ある種の発言は「言葉の暴力」と呼ばれ、それに対し物理的な暴力や政府の刑罰で「報復」しても許されるような空気があります。アカデミー賞授賞式での珍事(事件)と、ある作家の考察をもとに考えてみましょう。
<参考情報>
ウィル・スミス「アカデミー賞」でクリス・ロックをビンタし会場騒然 妻の容姿ネタにされ - モデルプレス アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』(アトランティス) What John Galt Would Say to Will Smith - Foundation for Economic Education -
「無自覚の暴力」という言葉、メディアでよく目にします。相手のつらさが「わかります」と安易に口にして精神的に傷つけてしまった、などというものです。それも一種の暴力かもしれません。しかし多くの人はもっと物理的で直接的な暴力に、無自覚なまま加担しています。
<参考文献>
「ADHDは個性と思わない」小島慶子さんが痛感する励ましの難しさ「わかるよ」がはらむ無自覚な暴力性(withnews) - Yahoo!ニュース On Keeping the Peace - Foundation for Economic Education -
「自然の神秘」「自然の驚異」という言葉をよく聞きます。生物学者レイチェル・カーソンは、自然の不思議さに目を見張る感性(センス・オブ・ワンダー)を大切にしたいと語ります。けれども自然に劣らないすばらしい神秘を、私たちは日常で気づかないまま、目にしています。
<参考文献>
レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(新潮文庫) I, Pencil by Leonard E. Read - Foundation for Economic Education -
このポッドキャストのタイトルは「愛と平和と資本主義」ですが、そもそも資本主義とは何でしょうか。国語辞典を引くと、やたら長くてわかりにくい定義しか載っていません。これにはある事情があります。今回はその事情や、資本主義の正しい定義について話していきます。
<参考文献>
資本主義(しほんしゅぎ)の意味 - goo国語辞書 CAPITALISM | definition in the Cambridge English Dictionary -
19世紀は近代欧州の歴史の中で最も平和な時代でした。何がそれを可能にしたのでしょうか。その実現には、英国生まれのある人物が大きく貢献しました。もともと実業家だった彼は、ある信念を抱いて政治の世界に身を投じます。彼の信念、そして夢とは何だったのでしょう。
<参考文献>
Richard Cobden's Triumphant Crusade for Free Trade and Peace - Foundation for Economic Education - Visa fler