Avsnitt
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ガンバレ☆プロレスが2月22日、東京・渋谷ヒカリエ内にある「クリエイティブラウンジ・モヴ」で開催されたイベント「モヴ市」に出店し、そのなかで公開記者会見を行った。4月1ついたち、東京・後楽園ホール大会で、“ガンジョのエース”まなせゆうながスターダム時代の同期生である葉月、コグマとトリオを結成し、春日萌花&YuuRI&まなせあみと激突することが決まった。 まなせは「新体制になって一発目の後楽園。私がずっと願っていたカードを組んでいただけて、泣いちゃうくらいうれしかった。去年のアイスリボンの後楽園で、(いわたに)まゆさんのセコンドにコグマと葉月が来てて、久しぶりに会って。やっぱり試合したいよねっという話をして。三島さん(通義社長)に試合したいって。私たち同期で5期生で、1回も3人でタッグを組んで、同じリングで試合したことないんで。このタイミングでできたらいいなって思っていて。この2人を呼ぶのは大変でしたよね? この2人、YuuRIと同い年なんです。YuuRIと、最高の同期と戦ってもらいたい。タッグを組んで2人に行くのもいいと思ったんですけど、2人と戦ってもらいたいというのがあったあので。春日さんはこの間、20周年を迎えて、私たちは対戦相手になれなかったので、ここで20周年をお祝いしつつ。まなせあみは私の妹なんです。修行から帰ってきたので、後楽園でガツンとやり合えたらいいなと思って。今回のカードは私の夢と願い、希望、すべてが詰まった最高のカードなので。私が一番たくさんお客さんを呼びますので、次につなげられるカードにしたいと思ってます」と意気込んだ。 対角に立つYuuRIは「後楽園でまたガンプロができることがまずうれしく思います。葉月さんとコグマさんがFWCというタッグを組まれてて。私はいろんな団体に出させていただいてるんですけど、そのときに遭遇率が意外と高くて。絶対に試合したいって思ってて。まなせさんからも、試合してほしいんだよねと言われてて。まだまなせゆうなから自力勝利したことなくて、自分は対まなせ戦のときの目標は“まなせゆうなを倒す”なので。せっかく葉月さん、コグマさんがいらっしゃるんですけど、この2人関係なしに、まなせゆうなからとるというのを第一に試合に臨みたいと思います。パートナーにまなせあみが戻ってきて。春日さんもずっとガンジョで一緒にやってきた仲間で。
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2月2ついたち夕、みやこ内新宿区にて、『ぱんくらす 352』(3月9日/横浜武道館)出場選手らの記者会見およびチャンピオンシップ調印式が行われた。 会見は3部に分けて行われ、第1部はストロー級と女子フライ級の調印式。第4代ストロー級KOP黒澤亮平(ざ BえるえーCKBELT JAPAN)、挑戦者・植松洋貴(NEVER QUIT)、女子フライ級QOP杉山しずか(リバーサルジム新宿Me,We)、挑戦者・渡邉史佳(FIGHTER’S FLOW)が揃って出席。質疑応答の後、廣瀬隆司・キング・オブ・パンクラス評議会 評議員長が立ち合い、出場誓約書にサインした。 ストロー級王者・黒澤は修斗第6代世界ストロー級チャンピオン。2023年7月にパンクラス初参戦し、小林了平、八田亮を撃破。続く昨年4月、リトルを右フックでKO、暫定王者となった。その後、正規王者となっている。対する植松は、昨年11月、髙島俊哉をパンチ連打による初のKOで破り、キャリア5年目にしてタイトルマッチ挑戦への切符を手にした。 女子フライ級の渡邉は2023年3月より参戦中。初戦こそライカに判定で敗れたが、昨年はNØRI(3月)、前チャンピオン・端貴代(9月)を破り、タイトル初挑戦。女王・杉山しずかは言わずと知れた女子格闘技かいの大ベテラン。昨年3月に初参戦、ライカに判定勝ち。続く7月、重田ホノカを1Rフロントチョークで絞め落とし、第4代クイーンとなっている。 質疑応答の様子は以下。――まず、選手の皆さんから一言お願いします。渡邉「FIGHTER’S FLOWの渡邉史佳です。今回、チャンピオンの杉山しずか選手に挑戦させていただけるとのこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。覚悟は決まっているので、そこにあるベルトを全力で奪いに行きます。よろしくお願いします」杉山「杉山しずかです。パンクラスという歴史ある団体でベルトを巻かせていただき、本当に挑戦して良かったなと思っているところです。自分はここで(ベルトを)奪われる選手ではないので、しっかり守って何回も何回も防衛する選手として長期政権を築きたいと思っています。よろしくお願いします」植松「NEVER QUIT所属の植松洋貴です。
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22日、東京みやこ・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.16』が開催。エル・リンダマンがリオ・ラッシュを制して初代G-RUSH王座戴冠を果たした。 GLEATは新興団体の強みを活かして実験的な試行錯誤を行っており、様々な仕掛けをプロレス界に送り出してきた団体。 今年1月には、7分1本勝負&2カウントフォール&2エスケープルールの『G-RUSHルール』を新設し、同ルールでのワンデートーナメントを開催。優勝者には特別な賞品が贈られることがアナウンスされていた。 エル・リンダマンが同トーナメントで優勝を果たすと、賞品の正体はリオ・ラッシュとの初代G-RUSH世界王者決定戦であったことが判明。GLEATにはプロレスのシングル王座のG-REX王座とタッグ王座のG-INFINITY王座に加え、LIDET UWF王座の3本のベルトが存在しているが、G-RUSH王座は新たな4本目のベルトが創設されることとなった。 リオはインディー団体を経てWWEに渡り、新日本プロレスへ上陸。IWGPジュニアヘビー級王座戦線に絡むなど最前線で活躍していたが、体調不良による欠場からフェードアウト。現在はAEW所属となり、GLEAT参戦で日本再上陸を果たすこととなった。 とにかくハイテンションなリオは、リングでリンダマンと向かい合うなり超早口の英語でひたすらに話しかける。世界を知るリンダマンだが、このテンションには付いて行けなかったのか「日本語で喋ってくれよ……」と困惑一色の様子。 試合が始まるなりスピーディな丸め込みの応酬やハイテンポな打撃合戦が展開されていき、リンダマンがノータッチ・トペ・コンヒーロで先制。リオもとんでもないスピードで突っ込むトペ・スイシーダで即座に反撃していき、開始1分で場内は大熱狂。 勢いに乗ってガンガン攻めていくリオだったが、リンダマンはターンバックル・エクスプロイダーで流れを変えてラリアット合戦でも勝利。熊殺し、雪崩式腕十字、ジャーマン・スープレックス・ホールドと畳み掛けていくが、リンダマンが必殺のタイガー・スープレックス・ホールドを狙ったところをリオがラッシュアワー(※変形オスカッター)で切り返す。 リオはファイナルアワー(※フロッグ・スプラッシュ)を放って試合を決めにかかるが、リンダマンが剣山で迎撃。
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22日、東京みやこ・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.16』が開催。石田凱士が山村武寛を制してG-REX王座の初防衛に成功した。 山村は2015年にどらごんげーとでデビュー。2017年に第一・第二頸椎の脱臼で長期欠場に入り、2018年にはCIMAらと同団体を退団しすとろんぐはーつを結成。2019年2月にはれっするわんのリングで日本復帰戦を行い選手としての活動を再開したが、その2ヶ月後となる同年4月の試合中に第三・第四頸椎の脱臼の怪我を負って緊急搬送。 レスラーにとって首は生命線でもあり、2度の大怪我から山村の復帰は絶望的という声もあった。それでも山村は折れること無く復帰を目指し、大会前の客入れ時にDJプレイを行って会場を温めたり、仲間のピンチに飛び込んできてスターダスト・プレスを放ったりと活躍して存在感を発揮していた。 2022年5月にGLEATに入団し、2023年12月に約4年9ヶ月ぶりに復帰。復帰戦の相手はどらごんげーと時代の同期でありお互いのデビュー戦の相手でもある石田凱士が務めた。 現在、GLEATの至宝・G-REX王座は石田が戴冠中。石田は外敵としてGLEATに襲来し【BえるえーCK GENERATION INTERNATIONAL(BGI)】を率いて来たが、2024年8月にGLEATに入団。反骨精神はそのままにBGIなりのやり方でGLEATを押し上げている。 この日は、石田のG-REX王座に山村が挑戦。約10年に渡る2人の関係性もあり、石田と山村が頂上対決を行うという光景はファンにとっては単なる王座戦に終わらない深い意味を持つ。 試合は、2人がデビュー前から道場で何千何万回と繰り返してきたであろう基礎に忠実なグラウンドに始まり場内に緊張感が満ちる。 エプロン上での攻防から石田が奈落式ニークラッシャーを見舞ったことで試合が一気に動き、石田は冷酷な足への一点集中攻撃を展開。最大の武器である機動力を潰された山村はロープに走ることも出来ないほどのダメージを負い、一気に劣勢に追い込まれる。 石田はエプロン上でのジャーマン・スープレックスや場外での垂直落下式ブレーンバスターと畳み掛けてアンクルホールドでギブアップを迫る。
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22日、東京みやこ・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.16』が開催。SBK&TAKUMAがG-INFINITY王座の初防衛に成功した。 SBKは2019年に小舩賢登の名でデビューしSB KENToとしてヒールターン。オープン・ザ・ブレイブゲート王座やオープン・ザ・ツインゲート王座を戴冠するなど最前線で活躍し、2022年8月から無期限メキシコ遠征へ出発した。 TAKUMAは藤原拓磨の名でデビューし、新人ながら将来を期待され2022年6月にメキシコ遠征へ。同年11月には一時帰国しどらごんげーとの選手としてNOAHとの交流戦に出場していた。 メキシコでタッグを組んでDTU Nexoタッグ王座を戴冠するなど活躍を見せていた2人だが、2023年6月にはどらごんげーとが“重大な契約違反の疑い”があるとして2人の所属契約を解除したことを発表。不穏な報せにファンがざわついていた中、同年8月にGLEATに現れて侵略開始。現在はAAAの所属としてメキシコを拠点に闘っている。 SBK&TAKUMAは2025年1月19日にGLEATのタッグ王座・G-INFINITY王座を戴冠。今回は【G-RIZE】渡辺壮馬&俊桀(ジュンジェ)を相手に初防衛戦を行った。 試合は序盤からSBK&TAKUMAが圧倒的な運動量で試合を支配していき、TAKUMAがパワーファイターの俊桀を手玉に取る中でSBKが壮馬にSBシューターを決めるなど早々に試合が終わってしまうかと思われる場面もあった。 コーナーからの合体ダイブ技を決めようとしたSBK&TAKUMAだったが、TAKUMAがロープから足を踏み外して転落。それでもSBKが「大丈夫だ!」と叫んで即座にフロッグ・スプラッシュを決めるという鉄の連携を見せていく。 それでも、これでSBK&TAKUMAの連携にほころびが生じたのは確か。挑戦者組はTAKUMAに狙いを定め、俊桀のブルーサンダー・ボム、壮馬のカナディアン・デストロイヤー、俊桀のパワーボム+壮馬のドロップキックの合体技と猛攻をかけて一気に逆転。 救援に入ったSBKも集中砲火を浴びるが、俊桀のラリアットをかわしてスパインバスターから串刺しデスバレーボムを2連撃。最後はTAKUMAが630°スプラッシュを決めてすりーかうんとを奪った。
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障害があってもなくても楽しめるプロレス団体バリアフリープロレスHEROの『HERO43~はたあげげ15周年記念大会』(2月23日、東京・新木場1stRING)が目前に迫った。 同団体は新日本プロレス黎明期に練習生として在籍しながらも、聴覚にハンデがあるため、デビューがかなわなかったヤミキさん(故人)が設立し、聾レスラーが闘う場として、2010年2月20日に新木場ではたあげげ。新日本でデビューできなかったヤミキさんは、HEROで念願のプロレスラーになる夢を果たし、健常者プロレスラーと激闘を展開した。 当初、同団体は“聴覚障害者と健常者の架け橋”になるようなプロレスイベントを標榜した。だが、2016年春にヤミキさんが急逝したことを契機に、「バリアフリープロレスHERO」に呼称を改め、健常者のプロレスラーも所属。これに伴い、聴覚障害者にかぎらず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている方を始め、一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない方など、誰もが幅広く楽しめるイベント運営に転換した。 聴覚障害者のため、受付やリング4方向に手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなどを手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置し、字幕をつけ、映像での演出に力を入れている。視覚障害者向けとして、無料でラジオを貸与し、実況・解説を流している。車イスの方へは、バリアフリーに対応した会場に限定したイベント開催を行うなど工夫を凝らしている。数あるプロレス団体のなかで、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしている点では唯一無二だろう。 そのHEROが地道にコツコツと大会を重ね、はたあげげ15周年を迎えた。その記念大会なかでも、大きな注目の一番がWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ選手権だ。同王座は年齢、性別、国籍、障害のあるなしなどあらゆるバリアを取り払った世界で唯一無二のタイトルだ。 現王者組はワイルド軍のワイルド・ベアー&ワイルド・ZEROで、今回の挑戦者はジャングル・バード&海和択弥だ。前大会(昨年11・9高島平)でワイルド軍は元王者組のダークソウル(加藤茂郎&千葉智紹)のチャレンジを受けた。ベアーが勝負を決めにいったところで、ダークソウルのセコンドに就いていたバードがレフェリーにアタッシェケースを投げつけてカウントを阻止。
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メキシコ・CMLL、メキシコ観光、えるえーDYS RINGの3社合同で開催される「ルチャフェス3」(3月ついたち、東京・新木場1stRING)の会見が20日にみやこ内のホテルで行われ、CMLL日本女子王座を保持するウナギ・サヤカが出席した。 同大会のメインでは挑戦者のジュビアを迎え撃つ。当初は昨年10月のメキシコ遠征でジュビアとの防衛戦が決まっていたが、遠征中にウナギが肋骨を骨折。ジュビアも同時期に顔面を骨折したため、流れた一戦だ。 ウナギは「だから今回の防衛戦は運命だったのかなって。でもウナギ・サヤカ的に言ったら、日本でベルトを落としている場合ではなくて。去年10月のグランプリでルチャとかメキシコとか、メキシコ人のレスラーとか何も知らないまま行きましたけど、とてつもない怒りを持ち合わせて帰ってきているので。もう一回メキシコに行って、全員ぶん殴らないと気が済まないですね」と強い決意を示した。 ジュビアには借りもある。昨年2月の「ルチャフェス1」ではタッグの3本勝負で敗北。10月のメキシコ遠征では、当時CMLLメキシコ・ナショナル女子タッグ王者だったジュビアに挑戦したが、ベルト取りは果たせなかった。それでも「ジュビアにはずっと負け続けていますけど、正直、いまのウナギ・サヤカ、めちゃくちゃ価値があると思っています」と豪語する。今月16日には里村明衣子相手に後楽園ホールでワンマッチ興行を開催。試合は敗れたものの、1603人超満員札止め(主催者発表)の観衆を集め、大成功に導いたからだ。 4月26日には両国国技館で自主興行「ウナギ絶好調」、翌27日には同じ両国国技館で「ルチャフェススペシャル」も開催される。「このベルトを防衛したら、 それも見えるってことですもんね。防衛して、両国2連戦をかなえたいと思います。自分がベルトを巻いて、先頭で証明していくことが大切」。勢いに乗るウナギが、春のプロレス界を席巻する。
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20日、東京みやこ・後楽園ホールにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。【パッション親子】高橋奈七永&山岡聖怜がタッグ王座の初防衛に成功し、聖怜がシングル王座挑戦に名乗りを上げた。 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビュー。“女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。 引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永であったが、マリーゴールド1周年となる2025年5月24日の代々木体育館大会での引退を表明。残り約3ヶ月となった引退ロードを全力で駆け抜けている。 聖怜は福岡市出身の18歳。小学生からレスリングを始め、中学生時代に全国選抜フリースタイル54kg級2位、高校生時代に全日本ビーチレスリング軽量級1位&最優秀選手賞獲得。兄も元レスリング選手、姉は元レスリング選手でグラビアアイドル(ミスヤングマガジン2021)の山岡雅弥というレスリング一家でもあったが、前十字靭帯断裂のリハビリ後にレスリングの道を諦めて夢だったプロレスラーを目指すことを決意。 今年1月3日のデビュー戦では、MIRAIを相手に合計22分14秒のシングルマッチを闘い抜くという規格外の素質を見せ付けて“スーパールーキー”の二つ名は伊達ではないことを証明。奈七永とのタッグ【パッション親子】を結成し、同月19日にはデビュー5戦目でツインスター王座戴冠を果たした。 この日、パッション親子が初防衛戦の相手として迎え撃ったのは【姉妹タッグ(仮)】はやししたうたみ&ビクトリア弓月。 うたみは団体最高峰のワールド王座(※真紅のベルト)を、弓月はスーパーフライ級王座(※軽量級王座)を戴冠しており、姉妹タッグ(仮)が勝てばともに二冠、パッション親子が勝てばそれぞれのシングル王座への挑戦権を得られると言っても良い重要な試合となった。 試合が始まると、パワーのうたみ&スピードの弓月という絶妙なコンビネーションが冴え渡って聖怜へ集中攻撃。苦戦が続く聖怜であったが、奈七永は娘が自力で窮地を脱せられるよう最低限の援護に留める。 いざ奈七永にタッチが渡ると、1vs2の大立ち回りを演じて大逆転。
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20日、東京みやこ・後楽園ホールにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。桜井麻衣が盟友・ちゃんよたを下してユナイテッド・ナショナル王座の2度目の防衛に成功した。 ちゃんよたはPPPで初めてプロレスを観戦し、『私もカッコよくて強いだけじゃなくて、すごくキレイで華のある女性になりたい』と憧れプロレスラーの道へ進み、パワーリフティングの全国大会にも出場。フワちゃんのプロレスデビューで話題を集めたスターダムにも参戦すると横浜アリーナでの試合も経験し、朝倉未来主催の『BreakingDown』への出場や、マッスルゲートなどボディコンテストにも挑戦している。 RIZINファイターの渡辺華奈から新必殺技『チャンカーナ』を伝授され、永田裕志からは各種ナガタロックを直伝されるなど強さにも磨きをかけており、自身のプロデュース大会は超満員札止めを記録するなどプロレス界でもスター街道を突っ走っている最中だ。“筋肉系Youtuber”としても15万人以上の登録者を誇り、セクシー女優としても活躍していたが2024年9月に引退しプロレスやボディビル活動に注力することとなった。 今月6日には、PPPのリングで引退を控えた高橋奈七永とのシングルマッチを実施。敗れはしたものの、奈七永からは「プロレスを長くやってよかったなと思うのが、こういう選手と出会えたとき。パッションを絶対に絶やすことなくずっと後世に残していてくれ!」とパッションPPP支部長に任命されるなど、プロレス界の未来を託されていた。 桜井とちゃんよたはスターダムのリングで偶然出会った。 最初こそギクシャクしたものの芸能の仕事の中でセクシー男優のしみけんさんに認められたといった共通点が明らかになって打ち解けていき、タッグトーナメント出場などを経て絆を深めていった。 桜井がスターダムを離れてからちゃんよたとリング上で絡むことは無くなっていたが、今月7日の新宿FACE大会で約1年ぶりのタッグ結成を果たし快勝。試合後にちゃんよたが桜井とのシングルマッチを要求すると、桜井は自身が持つユナイテッド・ナショナルのベルトを掲げながら「このベルト欲しくないの?マリーゴールドのベルト目指す気ないの?」と発破をかけてタイトル戦を団体側に認めさせた。 試合は開始直後からちゃんよたがパワーファイト全開。
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19日、東京みやこ・新木場1stRINGにて『#Evolution新木場大会31』が開催。ソイと駿河メイのラブストーリーは思わぬ展開を迎えた。 Evolutionは諏訪魔のユニット『Evolution』をベースに『女子プロレスラー育成プロジェクト』がスタートすると、株式会社ステータスが出資する形で株式会社Evolutionが2022年に設立される。名タッグとして知られる【暴走大巨人】諏訪魔&石川修司がプロデューサー兼コーチとして就任し、2023年3月3ついたちにプロレス団体『Evolution(通称:エボ女)』がはたあげげ。 全日本プロレスの“暴走専務”として名を馳せた諏訪魔だが、現在は非常勤取締役となり全日本マットには限定参戦。今年1月からはEvolutionの代表取締役社長に就任し、全日本退団後にEvolutionのGMに就任していた石川とともに辣腕を振るっている。 Evolutionは、所属選手たちが諏訪魔をママ、石川をパパとして仲睦まじく家族写真を撮るなどアットホームな雰囲気が魅力の団体。こうした雰囲気が出来上がったのは、諏訪魔&石川に憧れてプロレスラーになった生え抜き・ソイの存在が大きい。 ソイは2024年1月のデビュー戦後のマイクで号泣しながら諏訪魔&石川への熱すぎる愛を語り「諏訪魔さんと石川さんの間に生まれた子になりたいッ!」と重すぎる愛を叫んだ。これを機にEvolutionが家族となっていった経緯があり、ソイは現在のEvolutionの空気を創った立役者と言える。 素朴かつ実直でボーイッシュな見た目をしているソイは女子選手から大人気。 ChocoProに参戦した際には駿河メイのハートを射止めてしまい、メイは過剰なまでの求愛を開始。ソイは戸惑いながらもメイの思いを受け入れようとしていた。 1月の新宿FACE大会では2人のカップルタッグが実現するも、メイの愛が重過ぎするが故の空回りが原因で敗北。ソイは自身の一周年記念試合を台無しにされたことに怒ってメイを突き放すが、メイは強い未練を残していた様子。 そんな2人の恋路を慮ってか、この日はZONES&ソイvs駿河メイ&小石川チエのタッグマッチが組まれた。メイが大チャンスとして意気込む中、ソイはZONESとのタッグ【ソイプロテイン】の初陣として張り切るなど2人の思いはすれ違っていた。
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19日、東京みやこ・新木場1stRINGにて『#Evolution新木場大会31』が開催。Chikaが山下りなとシングルマッチで激突した。 Chikaは164cm100kgの柔道家。4歳より柔道を始め、団体戦ではインターハイ3位、個人戦では関東2位になり講道館杯に出場をした実績を持っている。『Hey!Say!JUMP』の山田涼介さんを推しており、ライブで着ていた中で1番好きな赤のチェックの衣装をモチーフにコスチュームを制作したという。 Chikaは、今年1月の新宿FACE大会にて松本浩代とのシングルマッチでデビュー。 徹底的に基礎固めされた質実剛健な闘いぶりを見せ、試合後には浩代が大興奮で「モノが違う。女子プロ界の中心、ここまですぐ上がれる」と手放しにChikaのポテンシャルを絶賛。新人について辛口のコメントを残すことが多い浩代が認めた逸材として注目を集めている。 デビュー2戦目となるこの日は、山下りなとシングルマッチで対戦。浩代に続いて女子プロ界の最前線を走るパワーファイターとの試合には期待が高まっていた。 Adoの『新時代』で入場して会場の熱を上げていき、試合前には「よろしくお願いします!」と元気に挨拶して握手。 Chikaはロックアップでの力比べで圧勝し、ショルダータックル合戦では女子の試合のものとは思えない重厚な衝突音が響かせる。エルボー合戦でも山下が「ちょっと待って……」と休憩を要求するほどのダメージを与えていく。 山下は「クソガキ!」と悪態をつきながら突っ込んでいくが、Chikaがショルダータックルで迎撃してボディスラムからセントーン。さらにChikaがタックルを狙うが、山下がカウンターのトラースキックを顔面に叩き込んで渾身のエルボーから串刺しラリアット。 山下は顔面をぺちぺちとはたきながら挑発してChikaの覚悟を問う。Chikaも猛烈なエルボー連打からカウンターの払い腰を決めるが、反撃はここまで。山下が100kgの巨体をぶっこ抜くバックドロップで圧巻のパワーを見せ、ラリアットで追撃。最後はインプラントでぶっ刺してすりーかうんとを奪った。 試合後、Chikaは「デビュー戦を終えて2戦目ってことで、『ボコボコにされても立ち向かっていくぞ!』っていう前向きな気持ちを前面に出せたかなと。得意技の払い腰を思い切り決められたことが良かったと思います。
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ダブプロレスの谷嵜です。先日2月9日(日)は東京板橋区に新設された常設アリーナのTOKYOSQUARE in Itabashiにてダブプロレス東京公演が行われました。ダブプロレス東京公演として、新木場1stリング、王子ベースメントモンスターで開催して来まして、どこもダブらしさを引き出せる会場でしたがこちらの新アリーナもダブプロレス向き過ぎる雰囲気でベストマッチングしておりました。音響設備、照明、防音、バーカウンター、リング等オーナーさんの思いがしっかりとこもった素晴らしいアリーナです。スタンディングの雛壇がまたホスピタリティーが効いていて見易いです。会場も海外のルチャアンダーグラウンドを彷彿させる『らしさ』も感じられ、ダブプロレスの持つアングラ感がより際立ってました。尚且つ控え室の充実ぶりが堪らなく、控え室ゾーンでマットプロレス出来そうなくらいの広さに加えて居心地良くてスーツケースを広げて大きく陣取っても余裕のスペース。シャワートイレの清潔感に大画面モニター。ソファー。申し分無さすぎです。会場をついたち借りて昼夕でアリーナで試合をしてその後は控え室ゾーンで打ち上げイベントも出来そうなくらいです。2月のオープンからまだ日数は間もないですが、早速ダブプロレスが多分当分抜かれる事はないであろうアルコール記録を出したようです。もしこの記録を抜く事があるならそれは我々ダブプロレスだろうとも思っております。アルコールと音とプロレスの濃厚な結びつきに特化してるなと自団体ながら感じてます。そして試合中の場内の雰囲気もダブプロレスらしさが抜群に発揮されていたと思いましたね。アルコール片手のスタンディングのお客さんも各々のスタイルでその闘いを体感してくれてました。バーカウンターがある試合会場ってもう超ダブプロレス向きなんですよね。お客さんにもしっかりとダブプロレス=お酒ガンガン飲みながら試合見て騒げる場所。と言う認識が浸透してくれていて嬉しい限りです。もちろんお酒飲めない方でもその場の雰囲気で通常よりテンション高めな状態で居られるはずです。ダブプロレスでの試合は自分の中ではかなり特別な時間です。
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16日、TOKYO SQUARE In ItabashiにてACTwrestling板橋公演『ACTWRES あいしーHIBAN!! SERIES『ACTWRES GIVE YOU CHOCOえるえーTE』』が開催。メインイベントでは茉莉の持つKING王座に岩井杏加が挑戦した。 岩井は元JDスターの女子プロレスラーMARUが主催する劇団『水色革命』に所属する女優であり、2020年に舞台『リング・リング・リング』で長与千種役を演じた。その後アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女優たちによるミックスメディア作品『アクトリング』にも出演が決まり、“星になった不屈のソルジャー”Sky-Rex”(スカイレックス)のミラ役としてアクトレスガールズデビュー。2022年2月に岩井杏加としてアクトレスリングでプロレスデビューした。 その後蓮(KYANREN)とのタッグユニット【IES-アイズ-】を結成したり、蛇道衆として闇落ちもしたがあまり前に出ることなく目立たず。昨年末の高瀬みゆきとの闘いも起爆剤とまでは言えない状況に。 そんな中、2月5日の茉莉vs石川はるかのKING王座戦後に突然茉莉にブチ切れて挑戦表明を行い、2月8日大阪公演で王座戦が緊急決定するも大雪で公演が中止に。まんをじしてこの日王座戦が行われることとなった。 試合が始まるなり盟友アレンのカサで岩井が殴りかかり、カサを使ったスリーパーや背中へフルスイングしてボコボコにしていく。さらに場外乱闘では客席に叩き込み荒れた展開を見せるも、茉莉も荒れた試合は得意であり場外の壁に岩井を叩き込んで痛めつける。 リングでは岩井がパワーボムやダイビングニードロップを投下し「テメーのKINGこんなもんかよ」と一瞬調子に乗るが、茉莉は容赦ないレッグラリアートから起き上がりこぼし式サッカーボールキックを連打し、ブラジリアンキックから奈落落としで叩きつけすりーかうんとを奪った。 岩井は試合を終えて満足そうに「茉莉さん、やっぱキングつえーっすわ!とにかく今回は思いっきり全力で、ほんとに全力で、自分の出せる全部を茉莉さんにぶつけて闘えて、すごい悔しいけど、負けてめっちゃ悔しいけど、めちゃくちゃ楽しかったです。でもね茉莉さん、自分もはるかもあんたのベルト諦めてないんで。首洗っとけ。待ってろ」と握手。
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16日、千葉・つーえーだぶりゅースクエアにて『チーバトル217』が開催。シングル&タッグの二大王座戦線が過熱のいっとをたどった。 今月23日に行われるビッグマッチ『GRAND SえるえーM in TKPガーデンシティ千葉』では、吉田綾斗vs仁木琢郎のつーえーだぶりゅー無差別級選手権試合、滝澤大志&若松大樹vs真霜こぶし號&CHANGOのつーえーだぶりゅータッグ選手権試合と2大タイトルマッチが行われる。 先月26日には、【ぶっ飛べ☆ミサイルキッカーズ】滝澤大志&若松大樹がつーえーだぶりゅータッグ選手権の3度目の防衛に成功。真霜こぶし號&ナカ・シュウマが持つ歴代最高防衛記録8回を意識する2人に挑戦表明を行ったのは、【M2J】真霜&CHANGO。シンプルに強い真霜と曲者のCHANGOのタッグは強力無比なマリアージュを生み出す難敵だ。 今大会では、タッグ王座戦の前哨戦として若松大樹vs真霜こぶし號のシングルマッチが実施。 試合は、真霜がゴングを待たずに奇襲しラフファイトで翻弄。若松も必死の反撃を見せていくが、真霜が若松のニールキックをレフェリーに誤爆させてリング上を無法地帯に。CHANGOの乱入もあって若松は立て直すことが出来ず、最後は真霜の垂直落下式ブレーンバスターを受けてすりーかうんとを聞いた。 “何でもアリ”の領域に持ち込まれれば、真霜&CHANGOを相手に勝ちの目はない。滝澤&若松は盤外戦の対策も強いられる苦しい防衛戦を迎えることになりそうだ。 つーえーだぶりゅー無差別級王座戦線は、絶対王者・吉田綾斗の独壇場と化している。 そんな吉田の牙城を崩すべく、各選手は吉田への挑戦権を勝ち取るべく熾烈な闘いを展開。混迷を極めた次期挑戦者決定戦を制し、先々代王者・仁木琢郎が吉田に挑むことが決定。かつての王座戴冠時には王者として吉田の挑戦をしりぞけたこともある仁木は、戻ってしまった時計の針を再び進めるべく気炎を上げていた。 この日はその前哨戦として、仁木琢郎&花見達也vs吉田綾斗&チチャリート・翔暉のタッグマッチが実施。 両軍ともに組み慣れたチーム同士の対決故に読み合いと切り返し合いが重なる激戦に。終盤には吉田が仁木に狙いを定めて猛攻をかけるが、逆転のチャンスを諦めずに耐え抜いた仁木がTurn Overで切り返して吉田から直接すりーかうんとを奪取。
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16日、東京みやこ・後楽園ホールにて『後楽園ホール ワンマッチ興行 ウナギ・サヤカ 殿はご乱心 我が名は』が開催。史上初の後楽園女子ワンマッチ興行は1,603人(超満員札止め)の大成功に終わった。 ウナギは2019年1月に東京女子プロレスでデビューし、2020年11月からスターダムに参戦。後に所属となるも “ギャン期”に突入してスターダムから飛び出し、現在はプロレス界を股にかけた“査定”の旅をおこなっている。 あまたの女子団体で引っ張りだこである他、全日本プロレスで諏訪魔と壮大な痴話喧嘩を繰り広げたり、大仁田厚と電流爆破戦を行ったり、ぜろわんの火祭り参戦を果たしたりと男子プロレス界でも大暴れ。株式会社ウナギカブキの社長としても辣腕を振るっている。 その勇名は海外にも轟き、アメリカの女子団体『KITSUNE』では初代王座を戴冠。JTO GIRLS王座、アイアンマン王座も併せてシングル三冠王として君臨した時期もあり、昨年9月にはCMLL日本女子王座も戴冠。知名度だけではなく確かな結果も残してきた。 破天荒な言動が目を引く行動力の化身であり、そのハングリーな姿勢は男女問わずあまたのレジェンド選手たちが高く評価。昨年1月には後楽園ホールで自主興行を開催し、チケット完売という稀有な実績を打ち立てた。同年9月の後楽園自主興行第2弾では2025年4月26日に両国国技館で自主興行『ウナギ絶好調』を行うことを発表。全財産をはたいて破産覚悟で単身国技館進出を決めた傾奇者ぶりには業界内外から尊敬と畏怖の念を集めている。 そんな大勝負にさきがけ、今年4月29日のセンダイガールズ後楽園ホール大会で引退を決めている里村明衣子と最初で最後の一騎打ちを行うことが決定。 後楽園ホールで女子選手がワンマッチ興行を行うのは史上初の快挙だが、この大会は株式会社東京ドームが全力でバックアップ。同社は『後楽園ホール60周年 還暦祭』や『有田哲平の後楽園ホールプロレス噺』などを仕掛けるなど近年はプロレス界へ積極的に関わりを持っており、ウナギはその大波をしっかりと乗りこなしている。 里村はウナギのバイタリティは高く評価するものの、選手としての評価はあまり高くなく戦前の記者会見では「10分……いや、5分もたないんじゃないかなと思う」と酷評。
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バトル・ニュース編集長である“平成の仕掛け人”永島勝司さんが、2月10日に82歳で亡くなりました。 12月18日に本人より入院したとの連絡があり、翌19日に病院にお見舞いにお伺いし本人と話をしました。その時に、12月上旬に自宅で倒れて病院に救急搬送されたこと、「心停止状態で息が止まっていたらしい」と本人から説明がありました。 かねてより肺気腫を患っておりましたが、「現在は快方に向かっており早晩退院するので入院していることは公表しないで欲しい」との要望が本人よりありましたので公表を控えておりました。 今年になって何度か本人より電話があり、順調に回復している旨の報告がありました。1月24日に「来週あたり退院できることになった」と連絡がありましたので、「退院したら連絡ください」と話したのが最後の電話となってしまいました。 病室でも電話でも元気そうでしたので退院を楽しみにしておりましたが、このようなことになり大変残念な思いです。 数々の偉業を成し遂げた平成の仕掛け人、永島勝司さんの御冥福をお祈りします。 新編集長就任までの期間は、仕掛け人の後継者である伊藤翼が編集長代行を務めます。今後ともバトル・ニュースをよろしくお願いします。<永島勝司>東京スポーツの新日本プロレス担当を経て新日本プロレスに入社。アントニオ猪木さんとの北朝鮮『平和の祭典』や『UWFインターナショナル対抗戦』『日米ソ三国対抗マッチ』『アントニオ猪木引退試合』を仕掛け、“平成のプロレス仕掛人”として名を馳せる。退団後は長州力とWJをはたあげげ。活動休止後に内外タイムス編集長を経て、2016年にバトル・ニュース編集長に就任した。<伊藤翼>2006年にスポーツ報知モバイル『バトル三昧』PRIDE担当を経てハッスル、DDTプロレス、アイスリボンなどを担当。以降学生プロレスやインディー団体、ざ OUTSIDERなどを中心に取材を行い、永島勝司さんの内外タイムス編集長就任とともに『ナイガイモバイル』を兼任。
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15日、東京みやこ・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『PROGRESS 1』が開催。ガッツ石島が後藤恵介を制してインディー統一無差別級王座の2度目の防衛に成功した。 TTTプロレスリングは、故・ターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の遺志を受け継ぐガッツ石島がはたあげげした団体。90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦しており、令和最新型の“平成”を創り上げている。 2020年1月にはたあげげしたTTTははたあげげ直後にコロナ禍に見舞われ、いきなり興行が出来なくなり解散の危機に瀕するという波乱の立ち上がりを見せる。 しかし、TTTは同じくコロナ禍にあえぐ地元商店街とタッグを結成し、商店街振興のためのプロレスイベントを継続的に行うといった草の根運動で支持を拡大。この活動は行政にも認められ、東京みやこの商店街振興事業の一環として多数の商店街と合同で行われるようになるなど社会から高く評価。昨年12月には初の後楽園ホール進出を果たすなど順調に成長を続けている。 ガッツは、そんなTTTの頂点・インディー統一無差別級王者として君臨。 この日は、観衆の洗脳活動を主とする奇行系ヒールユニット【ゴキブリ商会】の中核メンバーである純ヘビー級のパワーファイター・後藤恵介がガッツに挑戦。後藤は昨年8月に頭部を負傷して約半年の欠場を強いられ、当時保持していたTTTのタッグ王座も返上。この日がTTT復帰戦となる後藤は、今回の王座戴冠を成して半年の鬱憤を晴らすことが期待されていた。 一方、“後藤”という名前に過剰反応するガッツは「ウチのリングでは“後藤革命”は起こさせない」と殺気立っており、激しい試合となることが予想されていた。 120kgのガッツと、115kgの後藤というインディー界では数が少ない純ヘビー級同士の試合は重厚なレスリングに始まり、後藤がガッツをボディスラムで投げるまでの攻防で場内を沸かせるクラシカルな試合模様に。 しかし、後藤がゴキブリ商会の仲間たちとともに集団攻撃を仕掛けてペースを握り、逆水平チョップや得意のセントーンで猛攻。必殺のダイビング・セントーンを狙ってトップロープに上がっていくが、ガッツが追いすがって雪崩式ブレーンバスター。2人の巨体が同時に叩きつけられたことでリングからとんでもない轟音が響く。
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15日、東京みやこ・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『PROGRESS 1』が開催。【神橋】神崎ユウキ&橋之介が新納刃&翔太を下してインディー統一タッグ王座の2度目の防衛に成功した。 TTTプロレスリングは、故・ターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の遺志を受け継ぐガッツ石島がはたあげげした団体。90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦しており、令和最新型の“平成”を創り上げている。 2020年1月にはたあげげしたTTTははたあげげ直後にコロナ禍に見舞われ、いきなり興行が出来なくなり解散の危機に瀕するという波乱の立ち上がりを見せる。 しかし、TTTは同じくコロナ禍にあえぐ地元商店街とタッグを結成し、商店街振興のためのプロレスイベントを継続的に行うといった草の根運動で支持を拡大。この活動は行政にも認められ、東京みやこの商店街振興事業の一環として多数の商店街と合同で行われるようになるなど社会から高く評価。昨年12月には初の後楽園ホール進出を果たすなど順調に成長を続けている。 そんなTTTでインディー統一タッグ王座を戴冠しているのは、【神橋】神崎ユウキ&橋之介。 神崎はかつて山本喧一に師事してMMAを学び、その後は大分のローカルインディー団体(FTO)を経て全日本プロレスの練習生に。デビュー戦の日程まで決定していたが急性硬膜下血腫で倒れてデビューが流れ、プロレスラーの道を断念して退団。俳優に転向した後にまかいでプロレスと再び出会い、プロレスラーとして復帰を果たすことが出来た。 この日、神橋は新納刃&翔太を相手に2度目の防衛戦を実施。 刃&翔太はまかいと縁が深く、神崎にとっては恩人相手の防衛戦。現在の“プロレスラー”としての強さを見せることが恩返しとなる一戦であり、神崎にとっては絶対に負けられない試合だった。 試合開始直後に刃がバズソーキックからランヒェイ、翔太がフロッグ・スプラッシュと猛攻。さらに翔太がシャープシューターで捕らえる中、刃がスワンダイブ式ボディプレスからクリップラー・クロスフェイス。ゴングからわずか1分の間に情け容赦ない連撃が神崎を襲う。 ベテラン2人の妙技に終盤まで一貫して苦戦を強いられた神崎だったが、橋之介の献身的なサポートで逆転の糸口を掴む。
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15日、東京みやこ・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『PROGRESS 1』が開催。格闘探偵団が“インディー統一”に向け大きく前進した。 『格闘探偵団』は、バトラーツに魅せられてプロレスラーを志したあべふみのりと、【アストロノーツ】のパートナーであり阿部の影響でバトラーツにハマった野村卓矢の手によって創設。 2人は“バトラーツの復興”を掲げるわけではなく自らの手で“最新型のB”を創り上げるという理想を胸に立ち上がり、石川雄規や日高郁人など元バトラーツの面々が全面バックアップ。バトラーツの名前・技術・人脈ではなく『格闘探偵団バトラーツ』の“イズム” そのものを受け継いでいると言える2人は世界で評価されており、野村も大日本プロレスを退団して格闘探偵団の所属になるなど本気で取り組む姿勢を見せている。 この2人に2011年に引退した一般人・澤宗紀が合流し、おおか健&ツトム・オースギ&バナナ千賀の持つインディー統一6人タッグ王座に挑戦することが決定。“インディー統一”を掲げるTTTに格闘探偵団が乗り込むことでインディープロレス界を統一する日が訪れる可能性が浮上した。 とはいえ、現在の澤は一般人。かつてバトラーツで石川雄規と並び立った歴戦の猛者であっても、トンパチを極めて次の世代に多大な影響を残した偉大なスターであっても、なぜか引退した後もコンスタントに試合に出続ける売れっ子であっても、なぜか現役時代よりマッシヴな肉体を作ってあっても、この日の昼に『雪妃真矢10周年記念自主興行~あの頃とこの頃とこれからと~』へ出場した後にダブルヘッダーで王座戦に臨むタフな存在であっても、一般人は一般人。現役プロレスラーに敵うわけもなく、あっさりやられてしまうと思われていた。 ゴングとともに全員が観客席になだれ込み、乱闘というよりはお祭り騒ぎといえる殴り合いを展開。澤が南側客席のひな壇の落差を使ったアキレス腱固めをおおかに決めると、全員参加のきめっこが勃発して現代アートのような形に。 なぜかバーピーをしてから攻撃していく削り合いが展開され、おおか以外の全員が数珠つなぎとなって連鎖式ドラゴンスクリュー。空気が読めず輪に入れなかったおおかだけエアドラゴンスクリューを食らって1人で受け身を取る。 最後は澤と千賀の対面に。
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15日、後楽園ホールにて『雪妃真矢10周年記念自主興行~あの頃とこの頃とこれからと~』が開催。メインイベントでは『雪妃真矢10周年記念限定復帰戦』として雪妃真矢&いぶし幸太vs志田光&中澤マイケルが行われた。 雪妃はフェリス女学院大学英文学科を卒業し銀行員勤務を歴て、2014年にアイスリボンでプロレスラーデビュー。才色兼備で文武両道なレスラーとして期待と注目を浴びたが、度々怪我に悩まされるレスラー人生に。 世羅りさとのタッグチーム『アジュール・レボリューション』で活躍する中で、OZアカデミー参戦後は尾崎魔弓率いる正危軍に加入するとヒールキャラである雪妃魔矢が誕生。 2021年末にフリーになると、OZアカデミーにレギュラー参戦しながらも暗黒プロレス組織666やプロレスリングNOAHなど様々な団体に出場して国内外問わず活躍の幅を広げてきた。 闘ってきた10年間の中でファンが『あぁこういう時代あったね』『こういうカードあったね』とエモを感じられるカードを組んでいきたいという雪妃は、自身も数試合に参加を予定していたが昨年12月に左尺骨・左橈骨骨幹部骨折の怪我により長期欠場に。しかし自身の興行にどうしても出場したいという思いから、一番最初にプロレスを見たきっかけとなった中澤マイケル、どっぷりプロレスを見るきっかけになったいぶし幸太、アイスリボンのプロレスサークルでコーチをしていた志田光との闘いで限定復帰することを発表していた。 試合が始まるなりいぶしがマイケルをラリアットでなぎ倒し開始6秒ですりーかうんと。マイケルは「まあ勝っても負けてもね、ギャラおんなじだからさ、今日この後弟と一緒に実家に帰る約束してるんでもういいですかね?これで」と帰ろうとする。会場からの大ブーイングを受けて再試合となり、開始6秒でいぶしがマイケルをラリアットで叩き伏せてフォールも雪妃と志田が必死にカットして試合は続行。 志田と雪妃が髪を掴みあってのエルボーの打ち合いを見せれば、いぶしとマイケルも一進一退の真面目な攻防へ。だがマイケルが雪妃と向かい合うと、ミドルキックをキャッチして足を舐める。精神的ダメージを受けた雪妃だったが、マイケルは走り込んですれ違いざまに足を舐める、志田がマフラーホールドで捕らえた状態で足を舐めるなど執拗にナメナメしていき、雪妃は立ち上がれないほどの大ダメージに。
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